セバスチャン・ベッテルは、フェラーリでF1シミュレータードライバーを務めていたダニール・クビアトとアントニオ・ジョビナッツィが脱退したことを懸念。フェラーリは代わりのドライバーを見つけなければならないと考えている。近年、F1チームではシミュレーターで開発を進める割合が高まっており、チームはコース上からのライブデータに基づいて専用のシミュレータードライバーを配置してマシン開発を行っている。
昨年、フェラーリではダニール・クビアトとアントニオ・ジョビナッツィでレース週末を含めてシミュレーターで作業を行い、フェラーリ SF71-Hの開発とセットアップに貢献。セバスチャン・ベッテルは二人の作業を称賛していた。しかし、今年、ダニール・クビアトはトロロッソ、アントニオ・ジョビナッツィはザウバーのF1シートを獲得したことで、フェラーリにはF1経験のあるシミュレーター兼開発ドライバーが不在となった。フェラーリは、彼らの後任としてロバート・クビサにオファーを出したが、クビサは2019年にウィリアムズでF1レースに復帰することを選び、そのオファーを断った。現在、フェラーリが契約するテストドライバーには、マルク・ジェネとダビデ・リゴンがおり、時折シミュレーターでの差作業を担当することになるかもしれないが、フェラーリは将来的にその役割に専念するドライバーが必要になるだろう。「個人的に僕はシミュレーターのファンではない。とにかく楽しくないからね」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「でも、要点を得るにはとても重要だし、非常に重要なツールだ。発見したことに基づいてクルマを変更して良くなるし、僕たちはより満足していた」「僕たちは彼らが時間を費やしてくれたことに本当に感謝している。特に若いときは、金曜日の夜にやるには最高の仕事とは言えないからね。でも、ちりも積もれば山となるような重要な仕事だ」「全員がそれぞれの役割を果たしている。最終的に、全員がパフォーマンスを伸ばそうと努力しているマシンのステアリングを握ってドライブする僕たちは光栄だ」「実際、2019年に向けて僕たちは対策を講じているけど、迅速にうまくフィットする人材を見つけることができると思っているし、その点で僕たちが強力なチームを組むことができると確信している」フェラーリの新たなシミュレータードライバーには、アカデミーのジュニアドライバー、もしくはウィリアムズのF1シートを失ったセルゲイ・シロトキンが就任する可能性も報じられている。
全文を読む