フェラーリは、F1シンガポールGPの決勝前にセバスチャン・ベッテルのマシンに新品のパワーユニットとギアボックスを搭載することを決定した。セバスチャン・ベッテルは、予選Q1で本人いわく“レア”なサスペンション故障に見舞われて最下位となったため、事実上、ペナルティの影響を受けない“フリー”なポジションとなった。
セバスチャン・ベッテルのマシンには6基目のエンジン、トラクションコントロール、MGU-Hが搭載された。エンジンは10グリッド降格、他の2つはそれぞれ5グリッド降格となり、合計で20グリッド降格ペナルティとなる。それとは別に新品のギアボックス搭載でさらに5グリッド降格ペナルティが科せられる。そのような状況にあっても、セバスチャン・ベッテルはまだポイントフィニッシュを期待していると語る。「僕たちには若干の新品タイヤがあるし、セーフティカー次第で戦略で何かできるかもしれない」とッセバスチャン・ベッテルはコメント。「オーバーテイクは不可能ではないし、少なくとも僕たちの前にいる数台よりはかなり速いはずなので、何ができるか見てみたい」「それにセーフティカーが入ったら、僕たちがいるべき位置に戻れるかもしれない」「長いレースになることはわかっている。いつも2時間になるしね。多くのことが起こり得る。最後尾からのスタートだからといって、1〜2ポイントしか期待しないと言うなんて馬鹿げてる」「どんなことも起こり得るし、それが僕のアプローチだ。僕たちはまだ素晴らしいレースができると思う」
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