マックス・フェルスタッペンは、マクラーレンが楽々とワンツーフィニッシュを飾ったF1ハンガリーGPで、ライバルのルイス・ハミルトンとの接触により5位に終わったものの、悔しい結果となった後、レッドブルに「もっと頑張れ」と要求した。3番グリッドからスタートしたフェルスタッペンのレースは、ターン1でコースアウトして悪いスタートとなった。
ランオフエリアの余分な舗装のおかげでランド・ノリスの前に出ることができたが、レースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼがペナルティを避けるためマクラーレンのドライバーに順位を戻すようフェルスタッペンに指示した。その後、現チャンピオンにとっては長く不機嫌な午後が続いた。ライバルたちに2度も抜かれた後、チーム無線で声を荒げた。最終ピットストップ後にミディアムタイヤを使いすぎだと叱責されたランビアーゼに対し、「いやだ、こんなクソみたいなこと言うなよ。あんたらがこんなクソみたいな戦略を俺に教えたんだ、いいか? 俺は残ったものを救おうとしているんだ」と語りかけた。「もちろん満足していない」とレース後、メディアの囲み取材に向かったフェルスタッペンは語った。「もちろん、マクラーレンに比べてペースが足りない日には、戦略が正しいことをやろうと努力し、もちろんそう願うが、今日はそうではなかった。最初のストップでアンダーカットされたのは理想的ではなかったが、おそらく、ご存知のとおり、引っかかることもあるだろう」「そしてまた、彼らは僕を(2回目のピットストップで)置き去りにした。すると、すぐにバックマーカーとトラフィックに引っかかってしまった。マシンが最速でない日には、アンダークラッチを最大限に活用する必要がある。ちょっとしたペースの優位性だけに頼ってはいけない」「去年はそうだったかもしれない。あのときは他の誰よりもかなり速い車に乗っていたからね。でも、今の僕らの状況では、もうそれはできないんだ。だから今日は厳しいレースになってしまったんだと思う」「もちろん、もっとうまくやりたいと思っているので、当然悔しい。現実的な考え方をすれば、今日はマクラーレンには勝てなかったが、もう少し頑張っていれば3位にはなれたと思う」一方、レッドブルでどのような変更が必要か尋ねられたフェルスタッペンは、「努力する必要がある。つまり、突然次の週末(スパ)に新しいアップグレードをマシンに搭載できるわけではないので、それは問題だ」と答えた。「マクラーレンに比べて自分たちが劣っていることは分かっているし、もちろん良いことではない。自分たちのことを分析し、現在のパッケージを全体的にどう改善できるかを考えなければならない。でも、それは簡単にできるものではないと思う。来週、それがどう変化するか見てみよう。でも、現時点では、レースペース、予選ペースともにマクラーレンよりも遅れていると思う」と語った。残り7周となった第1コーナーで、3位を巡って争っていたフェルスタッペンとハミルトンが接触するという劇的な出来事があったが、ベッテルの気分は晴れることはなかった。ベッテルはハミルトンの右前輪に接触し、宙に舞った。この事故はレース後にスチュワードが調査したが、それ以上の措置は必要ないと判断された。「思いっきり仕掛けようとしていた」とフェルスタッペンは振り返る。「でも、すでにブレーキゾーンに入ったところで、もちろん仕掛けようとしていたところなのに、彼は突然右に動き出したんだ。もし僕がブレーキをかけながら曲がらなかったら、彼と接触していたかもしれない。それで宙に浮いた」「人々はいつもオーストリアで起こったことについてあれこれ言う。『あれは正しくない』とか、いろいろね」とフェルスタッペンは2レース前にランド・ノリスと起こした物議を醸したクラッシュについて付け加えた。「でもあれは最初の動きで、その後はまっすぐブレーキをかけ、ハンドルを真っ直ぐに保ったままだった。今、それは最初の動きではなく、その後、ブレーキをかけている間に、彼が右に曲がり続けているように感じた。誰かが内側に入ろうとしているときに、そんなことをしてはいけない」「だから僕はロックアップしたんだ。そうでなければ、彼は僕に向かってくるはずだったから、いずれにせよ衝突していただろう。一方、激怒した無線メッセージについてチームに謝罪するつもりがあるかと尋ねられたフェルスタッペンは、「謝罪する必要はないと思う。ただ、もっとうまくやればよかった。なぜ無線で声を荒げるのがいけないのかわからない。これはスポーツなんだ。それが嫌なら家にいればいい」と述べた。オスカー・ピアストリがマクラーレンのワンツーフィニッシュを飾り、チームメイトのランド・ノリスはドライバーズランキングでフェルスタッペンとの差を76ポイントまで縮めた。 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿
全文を読む