マックス・フェルスタッペンは、2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGPで勝利を収めた後、ハードタイヤでは最後まで走れないのではないかと心配していたと明かし、自分のレッドブルは「氷の上を走っているようだ」と感じたと語った。フェルスタッペンは、上位勢がハードタイヤに交換した後、後続のランド・ノリスを引き離し、レースを完全にコントロールしているように見えた。
しかし、レースが終盤に差し掛かると、ノリスが急速にフェルスタッペンに迫り、フィニッシュラインを越えた際のフェルスタッペンとの差はわずか0.725秒だった。ハードタイヤで10周を走ったフェルスタッペンは「最後まで持たせられるかかわからない」と考えたという。「タイヤが作動ウィンドウから外れてしまって、まるで氷の上を走っているようだった。本当にスナッピーで、タイヤがグリップしなくなっているのがわかるんだ」「ターン7では、僕の感覚ではグランドスタンドに突っ込みそうだった。とても難しくて、奇妙なラインをとらなければならなかった」「最後の10ラップは、タイヤと一緒に生き残ることに必死だったけど、突然ランド(ノリス)がペースを上げてきた」「彼の抑え続けられるかどうか分からなかったけど、自分が持っているグリップを使って全力でプッシュして、できる限りのベストを尽くそうと努めた。幸運にも十分な周回数だった」ノリスは、フェルスタッペンを追い抜いて優勝するチャンスを逃してしまったと感じ、「あと1周を祈っていた」と語った。フェルスタッペンは、ノリスの前進に不安を感じながらも、自身の経験を生かして冷静さを保ち、ミスのない走りで辛勝を飾った。フェルスタッペンは、たとえグリップが衰えていたとしても、自分の限界にとどまることがベストだと主張した。「1周あたり0.5秒くらいだった。それは大きなと思った」とフェルスタッペンは語った。「でも、その一方で、それについては何もできないので、とにかくだ自分のペースを守ろうとしていた」「バランスが取れていないのに、いきなり0.5秒差をつけようとしても無理なんだ」「だから、ミスをしないこと、バランスの問題を回避すること、ストレートで速く走ることを心がけていた」「基本的には、それが最後に少し僕を助けてくれたと思う。でも、僕たちが選んだリアウイングによってストレートではかなり速く走れた」「それが最後の数周でディフェンスに少し役立ったかもしれない」 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿