マックス・フェルスタッペンは、2023年F1イタリアGPの予選で2番手に甘んじることになったが、フェラーリのリアウイングの選択がモンツァ・サーキットに適していることを引き合いに出し、フェラーリのポールポジション獲得ペースは「驚くべきことではなかった」と述べた。フェルスタッペンは予選でフェラーリ勢を分断したものの、0.013秒差という僅差でカルロス・サインツにポールポジションを奪われた。
サインツのキャリア4度目のポールは、過去8戦で予選最速タイムを記録してきたフェルスタッペンに連続記録に終止符を打った。しかし、フェルスタッペンはフェラーリが母国で再び競争力を取り戻したことには驚かったと主張し、レッドブルのセットアップが明日のレースで実を結ぶことを期待していると語った。フェルスタッペンは、フェラーリの1ラップの驚異的な速さについて「昨年も速かったし、特に驚くようなことではない」と語った。「また、彼らのリアウイングを見ると、モンツァにかなり最適化されているように見える。僕たちのウイングは、特に1周に関しては、最適化されていないかもしれない」「でも、通常レースはもっと良くなるはずだから、正直なところ、それほどショックなことはない」フェルスタッペンはQ1、Q2ともにトップタイムをマークすることができたが、それまでの優位性の差がわずかだったことを認めている。「とにかくとてもタイトだった」とフェルスタッペンは付け加えた。「Q1、Q2、Q3、どの走りを見ても、僕たちが非常に僅差で戦っていたことがわかる」先週の日曜日に9連勝を飾ったフェルスタッペンは、バクーでの敗戦によってセットアップ関連の微調整をいくつか発見することができ、それが現在の記録的な走りにつながっていると説明している。しかし、モンツァでの中断された金曜日に続き、フェルスタッペンは今週末のパッケージを最適化するのが難しくなったと認めている。「今週末は僕たちにとって、特に僕にとっては金曜日が少しトリッキーだったと思う」とフェルスタッペンは認めた。「でも、あまり文句を言うことはできないと思う。これまでマシンをコースに投入してまるでイージーゴーイングみたいなとても順調にクルマがセットアップされていた週末が何回も続いていた」「今回はダウンフォースのトレードオフを見つけるのが少し難しかった。でも、今朝はとてもハッピーだった。マシンは1ラップでもロングランでもうまく機能していたと思う」「だから正直なところ、2番手には満足している。ここモンツァはいつもとてもタイトだ。前に飛び出すこともあれば、すぐ後ろにいることもある。でも明日に向けて自信はある」マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)「とても接戦だったし、この週末はフェラーリが速さをみせている。僕たちはできる限り競争力を発揮できるよう全力を尽くしたし、予選Q3のタイムにも満足している。ポールポジションは獲得できなかったけど、強いマシンが準備できていると思っている。いつものようにレースペースがよければ、フェラーリ勢にプレッシャーをかけて走れるはずだ。レースに向けてのセットアップには満足しているし、それが日曜日に実を結ぶことを祈っている。もしも10連勝できたらすばらしいことだけど、そのためには最大限のパフォーマンスでレースをしなければならない」