マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、今週末のF1オーストラリアグランプリで“安全上の理由”から4つ目のDRSゾーンを削除するというFIA(国際自動車連盟)の決定を批判した。今週末に向けて、改修されたアルバート・パークのターン9に新たに4つ目のDRSゾーンが設置されていた。しかし、金曜日のプラクティスの後、F1レースディレクターのニールス・ウィティチは「安全上の理由」で削除したと述べた。
マックス・フェルスタッペンは、アルバート・パークのトラックレイアウトは2週間前にF1がレースを行ったジェッダ・コーニッシュ・サーキットよりも危険ではないと主張して、変更に同意しできないと語った。「もちろん、DRSゾーンを1つ削除すると、追い抜きは難しくなる」とマックス・フェルスタッペンは語った。「たとえば、ジェッダよりもはるかに安全だったので、なぜ彼らがそれを外したのかよくわからない。なぜそれが起こったのかは僕には少し謎だ」マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・レーシングのライバルの1人が反対したことで変更が行われたことを示唆した。「それについて不平を言ったチームは1つだけだったけど、今朝それは削除された」とマックス・フェルスタッペンは語った。「僕としては、たとえばジェッダでDRSを使って走るよりもはるかに簡単だったので、本当に理解できない。ジェッダの方がはるかに多くのコーナーがあった」「僕としては、DRSをオープンなままで運転しても問題はなかった。彼らがなぜそれを奪ったのかFIAに尋ねなければならない。レースに役立ったはずなので残念だ」シャルル・ルクレールは、追加のDRSゾーンが、レース週末にフェラーリが苦しんでいた「ポーポイズ」を悪化させたと語った。「昨日やドライバーズブリーフィングでそれについて話してはいない」とシャルル・ルクレールは語った。「僕たちにとって、DRSでの激しいバウンシングが非常にトリッキーなときもあった。でも、DRSがあってもなくても、僕たちにとって大きな違いはない」DRSゾーンへの変更は、最終プラクティスの開始直前に発表された。メルセデスF1のチーム代表であるトトヴォルフは、セッションが始まるまでそれを知らなかったことを明らかにした。「セッションでそれについて知った」とトト・ヴォルフは語った。「みんなは知っていた、エンジニアは知っていた。なぜ変わったのかわからなし、全員にとって少し大変になった。しかし、仕方ないことだ」