マックス・フェルスタッペンは、2021年のF1世界戦選手権で自分が優勝候補であり、レッドブル・ホンダF1がコンストラクターズ選手権のポールポジションにいるとの見方を断固として拒否している。マックス・フェルスタッペンは、先週末にバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催された3日間のF1プレシーズンテストで最速タイムとなる1分28秒960をマークした。
また、チームメイトのセルジオ・ペレスは、その日の午前中のトップタイムをマークし、総合2番手タイムには同じホンダのF1エンジンを搭載する姉妹チームのアルファタウリ・ホンダF1のルーキー角田裕毅が続くなど、ホンダF1勢は成功裏にテストを終えた。対照的に、王者メルセデスF1は問題含みのテストであるように見えた。ルイスハミルトンはW12のリアに苦戦し、その結果、マックス・フェルスタッペンから1秒以上遅れて、総合5番手でテストを終えた。しかし、マックス・フェルスタッペンは、今年のこの段階ではすべてがほとんど意味がないことを認め、メルセデスは開幕戦の1週間前に真のポテンシャルを明らさずに“三味線を弾いていた”と考えている。「もちろん、データで彼らが何をしているのかを確認することができる」とマックス・フェルスタッペンは Ziggo Sport に語った。「彼らは少ないパワーで1回目の早いラップを走っていた。その後、2回の静かなラップをして、2回目のフライングラップを行った。そこで彼らはエンジンで0.5秒を稼いでいた」「だから、彼らが速いのは間違いない。もちろん、彼らは僕たちをタイトル候補に祭り上げようとしている。それで彼らが再びそこにいたら、すべてが本当に天才的に見える!」「昨年もいくつかのレースで彼らは同じことをしていた。金曜日に彼らは 『レッドブルはとても強くそうだ』と言っていたけど、それが本音ではないことは分かっていた。そして、土曜日になると彼らは再びそこにいて『ああ、素晴らしい!』と言う」専門家はメルセデスF1がフロアに根本的な問題があることを示唆した、しかし、マックス・フェルスタッペンはそれを怪しんでいる。「自分が優勝候補だとは思っていない。過去7年間のメルセデスのように支配的な場合、レギュレーション変更によって最悪のフロアを持っていたとしても、まだ優れているだろう。僕にとって、メルセデスは今でも優勝候補だ」それでも、マックス・フェルスタッペンは、RB16Bの進歩と、シーズン開始に向けてレッドブルが達成した仕事に確かに満足していると語る。。「今年は競争力があるとことを願っているけど、そう願っているのは僕たちだけではない。僕たちの目標は、いつでもどこでも速く走ることであり、僕たちはメルセデスに近づくと思う。でも、Q3で走ってみるまでどうなるかは分からない」「彼らがお気に入りだというのは普通のことですよね?」彼は修辞的に尋ねた。だが、2016年のF1ワールドチャンピオンであるニコ・ロズベルグは、マックス・フェルスタッペンが今シーズン成功する現実的なチャンスがあるのではないかと推測している。「特にフェルスタッペンは、ルイスをチャンピオンシップに打ち負かす可能性という点で、プレシーズンでこれまでになく近かった」とニコ・ロズベルグは Sky Sports F1に語った。「何年もの間、誰もがここまで近くにいたとは思わない」「お金はまだルイスにかけなければならないだろうけどね。シーズン全体を通してポイントでルイスを実際に打ち負かしている人を誰も推測することはできないからね。やはりルイスにかけ続ける必要がある」「レッドブルがすぐに全力で取り掛かって、全力でメルセデスが彼らを追いかけ、ルイスが8回目のタイトルに向かう途中で彼らを追いかけなければならない展開になったとしたら、それは僕たちのスポーツにとってこれまでで最高のことだろう」