マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・ホンダF1がアレクサンダー・アルボンを続投させようが放出しようが構わないと語る。昨年中盤に成績不振のピエール・ガスリーと交代でレッドブル・ホンダF1に昇格したアレクサンダー・アルボンだが、ガスリー同様に決定的な仕事は果たせておらず、プレッシャーは増している。
それでも、先週末のF1トスカーナGPでは待望のF1初表彰台を獲得。チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、表彰台がアレクサンダー・アルボンにとって“ターボチャージャー”になるだろうと語る。「この結果が自信面で彼の扉を開き、自分のシート、そして、F1での自分の場所に値すると自信をもって歩いてくれることを本当に望んでいる」とクリスチャン・ホーナーはアレクサンダー・アルボンについて語った。しかし、マックス・フェルスタッペンは、アレクサンダー・アルボンがレッドブル・ホンダF1に残るか出ていくかについて意見はないと語る。「ヘルムート・マルコとクリスチャン・ホーナーは何も変更したくないと長い間言ってきた。それは僕サイトとしては何も問題ない」とマックス・フェルスタッペンは ORF に語った。「結局のところ、誰が僕の隣に座るかは関係ない。僕は彼ら全員を倒すつもりだ」昨年、ダニエル・リカルドをルノーに奪われたレッドブルにとっての最善の解決策は、セルジオ・ペレスのような経験豊富なドライバーを雇うことだと信じている人もいる。しかし、マックス・フェルスタッペンは、個人的にそのようなことは必要としないと語る。。「初年度だったら必要だったかもしれない」とマックス・フェルスタッペンは語る。「でも、もう今は自分が何をしなければならないかをかなり理解している。結局、誰が僕の隣に座っているかは問題ではない」同じインタビューで、マックス・フェルスタッペンは2020年の自分のチャンピオンシップの希望は「終わった」と認めている。また、2戦連続で繰り返されたホンダF1のエンジンに関連する技術的なトラブルに“うんざりしている”とさえ語り、その発言は2021年後にレッドブルと契約を解除しようとしているのではなかとの推測をも引き起こしている。クリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンの欲求不満は“完全に理解できる”ものだと語っている。「もし彼がそのハングリーさを持っていなかったら、我々全員が毎週末勝利をかけて戦うのを見たいと思う今のようなドライバーにはなっていなかっただろう」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「今、彼はたまった欲求を吐き出さなければならない。その後を楽しみにしている。我々はソチまで彼と一緒にそれを乗り越え、舞台裏でホンダと何が行われたかについて話し合い、次のレースのために修正していく」