レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、F1スペインGPでの怒りの無線について説明。チームによってなされた一連の戦略的決定によって感情が高ぶったためだと語った。スタートでバルテリ・ボッタスを抜いて2番手に浮上したマックス・フェルスタッペンだったが、ソフトタイヤの第1スティントでレースウィナーのルイス・ハミルトンについていくことに苦労した。
ルイス・ハミルトンがタイヤマネジメントにいったん区切りをつけてプッシュしはじめると、マックス・フェルスタッペンとのギャップはどんどん拡大していった。だが、その時点で新品タイヤに交換するためのピットストップをしないことを伝えた無線に対してフェルスタッペンの苛立ちは爆発した。『もう一度繰り返してもらえるかな? タイヤは死んでいるだけど』とマックス・フェルスタッペンは語った。レッドブルの決断は、後続とのスペースを考えてトラフィックに巻き込まれないようにするためのものだった。4番手のランス・ストロール(レーシング・ポイント)との差はまだ20秒以上あり、前に出られるかは微妙だった。だが、マックス・フェルスタッペンにとってそれは気にならない要因だった。『多くのタイムを無駄にしている』とマックス・フェルスタッペンは返した。『彼ら(レーシング・ポイント)が前に出ても気にしない。楽にもっと速く走ることができる』22周目に1回目のピットインを終えた後もマックス・フェルスタッペンは不満をぶつけ続けた。そして、フェルスタッペンには珍しく優勝ではなく、“自分たちに仕事=2位”を確実に獲得することをチームに提案している。『ルイスに目を向けるのではなく、まずは自分たちのレースに集中しない? 僕たちがソフトタイヤで彼らほど速くないのは明らかだったんだからさ。とにかく自分たちの仕事を確実にやって、彼らには彼らの仕事をさせない?』レース後の記者会見でマックス・フェルスタッペンは彼の爆発を説明した。 「結局のところ、彼らがやっていることをコントロールすることはできない。自分たちがやっていることをしかコントロールできないわけだし、自分たちが可能な限り最速の戦略を実行することを確認する必要がある」とマックス・フェルスタッペンは語った。「ピットインしたかったけど、彼らは僕をピットンさせなかった。タイヤにかなり苦しんでいたし、最後の2周でかなりのラップタイムを失ってしまった。レーシングポイントの後ろになってしまうかどうかは気にならなかった。特に新しいタイヤの方がはるかに速いし、簡単に追い越すことができるからね」
全文を読む