元マクラーレンのF1ドライバーであるストフェル・バンドーンは、今年レッドブル・レーシングに搭載されているホンダのF1エンジンはマクラーレン時代のそれとは別物だと語る。F1バルセロナテストではフェルナンド・アロンソがパドックを訪れて話題となったが、チームメイトだったストフェル・バンドーンもカタルニア・サーキットを訪れ、2019年F1マシンの走行を観察した。
2019年の勢力図について質問されたストフェル・バンドーンは、フェラーリが一歩リードしているとの報道に同意する。「フェラーリは本当にいい走りをしているのは事実だ。でも、他の年もそうだったと思う。彼らはとても頑張ってスタートを切ったように思う」とストフェル・バンドーンは Ziggo Sport にコメント。「他のチームが手の内を隠していることはみんながわかっていることだし、正確なことはわからない」「ホンダのF1エンジンを搭載してレッドブルは優勝争いに加わる可能性があると思う。もはや僕がマクラーレン時代に知っていたホンダエンジンではないことは間違いない。彼らがタイトル争いに加われれるかどうかを言うにはまだあまりに時期尚早だけどね」元所属チームであるマクラーレンについては「彼らは過去3回のウインターテストより1週間でより多くの周回数を走ることができていたけど、パフォーマンス面で彼らがどの位置にいるかを言うのは難しい」と語った。今年、ストフェル・バンドーンは、フォーミュラEへの参戦と並行してメルセデスのF1シミュレータードライバーを務めている。「最高に楽しいというわけではないけど、僕にとってメルセデスとの関係は非常に重要だ」とストフェル・バンドーンはコメント。スドフェル・バンドーンは、メルセデスが2019年マシンを仕上げて走らせた先週は特に忙しかったとし、バルセロナでもいくつかのミーティングに参加したと語る。「僕はチームに情報を与え、彼らは僕にクルマの何を改善させる必要があるかについてのフィードバックを与える。それから僕たちはシミュレーターでそれらのことを試してみる」とストフェル・バンドーンはシミュレーターでの作業について説明する。「僕にとって異なる役割だけど、クルマに影響を与えられるんは素晴らしいことだ。彼らの仕事の仕方は僕がマクラーレンで経験していたものとはかなり異なる。クルマの準備の進め方、シーズンに向けての準備、成功するために注いでいる努力といった点でね」