5月6日(金)FIA世界耐久選手権(WEC)第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースの予選が行われ、TOYOTA GAZOO Racingは小林可夢偉とステファン・サラザンがアタックをしたTS050 HYBRID #6号車が3番手、中嶋一貴とアンソニー・デビッドソンがアタックした#5号車が5番手グリッドを獲得した。 新型2.4リッター直噴ターボエンジンと8MJに対応したハイブリッドシステムを搭載したTS050 HYBRIDは、スパ・フランコルシャン6時間レースの予選でパフォーマンスを発揮した。
好天に恵まれた午後、気温22度のもと、ステファン・サラザンと小林可夢偉が予選タイムアタックを担当し、マイク・コンウェイと決勝レースに臨むTS050 HYBRID #6号車は、2台のポルシェに続く、3番手グリッドにつけた。 アンソニー・デビッドソンと中嶋一貴が予選タイムアタック、セバスチャン・ブエミと共に決勝レースに臨む#5号車は、チームメイトから0.052秒遅れの僅差で、予選5番手となった。 チームは週末を通して予選よりも決勝レースでのペースに焦点を合わせてセッティングを進め、公式練習での結果からも、表彰台フィニッシュを争えると予想しており、マニュファクチャラー選手権でのリードを守るべく決勝レースに挑む。 TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)公式練習第3回目: 5番手 (1分59秒440), 27周公式予選: 5番手 (平均1分57秒750) 中嶋一貴: 我々のTS050 HYBRIDは、3番手のチームメイトとは僅かな差でした。セットアップの面で大きな進化を遂げることが出来、運転していても好調だったので満足しています。決勝レースでの、更なるラップタイム向上のために細かい部分を見直す必要はありますが、クリーンなレースが出来ることを望んでいます。どこまで行けるか期待してください。 アンソニー・デビッドソン: 私のアタックラップではタイヤの能力を全て引き出すことが出来ませんでした。しかし、今週初めてニュータイヤでアタックした1周目はグリップに驚かされました。アウディと競い合えたのは良いことですが、予選においてはポルシェには届きませんでした。明日はもっと良い勝負が出来ると思っていますし、それを望んでいます。 TS050 HYBRID #6号車:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)公式練習第3回目: 3番手 (1分58秒327), 26周公式予選: 3番手 (平均1分57秒698) 小林可夢偉: 初めてのLMP1カーでの公式予選アタックとなりましたが上手く行きました。決勝レースへ向けて力強いスタートが切れたと思いますが、レースが重要です。レースでは、予選よりも力を発揮出来ると思います。今週はTS050 HYBRIDのバランスにも恵まれているので興味深いレースになると思います。 ステファン・サラザン: 公式予選のパフォーマンスには、とても満足しています。TS050 HYBRIDは昨年と比較して大きな一歩を示しました。明日の挑戦を予感させてくれます。我々は決して諦めず突き進みます。タイヤ選択も上手く行き、決勝レースへと手応えを感じています。
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