トロロッソ・ホンダの車両パフォーマンス責任者を務めるギヨーム・デゾテウスが、F1アメリカGP初日のフリー走行を振り返った。トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーがFP1を4番手、FP2を7番手とベスト・オブ・リザルトのパフォーマンスを披露。ダニール・クビアトもFP1を11番手、FP2を12番手とまずまずの出だしをみせた。
「メキシコからやって来た我々に全員にとって、この寒さは少し驚きだった」とギヨーム・デゾテウスはコメント。「2回のフリー走行とも非常に生産的で、ドライバーもエンジニアもプログラムを完了し、このコンディションに合ったバランスを見い出せている。今年、このコースは非常にバンピーに感じるため、当初の予想からセットアップを調整する必要があった」「走行プランに関しては、FP1中はダニールがいくつか新しい空力パーツをテストし、ピエールはバランスの正確性を確かめながら燃料を重くして持続的に周回を重ねた。2台とも、ピレリの2020年仕様の新しいプロトタイプを試した。FP2では再び2台が新しいプロトタイプのタイヤでスタートして後、ノーマルな走行プランに移行した。ドライバーたちはソフトタイヤで拮抗した良いラップをまとめており、午前中の好パフォーマンスを確認できた」「ターン19でスピンを喫したダニールがタイヤにフラットスポットを作ってしまったのでタイヤ交換のためにストップしなければならず、一貫性に関して言えばロングランが難しくなった。レースペースは良さそうだが、自分たちのポジションを評価するにはすべてのデータを分析する必要がある」「今回も、ミッドフィールドは非常にタイトになりそうなので、明日もこの競争力を維持できるようにすべてを最適化しなければならない。今日は良いデータを集められており、それをエンジニアが分析していく。目標は明確だ。できるだけ上位のグリッドを得られるように予選でベストを尽くすことだ。2台揃ってのQ3進出は達成可能だと考えている」