2016年 SUPER GTシリーズ GT500クラスにNSX CONCEPT-GTで参戦中のDrago Modulo Honda Racingは、2016年の開幕戦から武藤英紀のパートナーだった、オリバー・ターベイがフォーミュラEの2016-2017シーズンへ参戦することに伴い、牧野任祐を起用することを発表した。牧野任祐は第7戦タイ(10月9日決勝)と、第3戦・第8戦もてぎ(11月12日・13日決勝)に参戦する。
牧野任祐(19歳)は、モータースポーツ界で活躍できる若手ドライバーの発掘・育成を目的としてHondaが展開する「Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)」の出身で、2015年に鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)のスカラシップを獲得し、2016年は全日本F3選手権に参戦しているドライバー。牧野任祐「国内モータースポーツのトップカテゴリーの一つであるGT500で戦えることをとても嬉しく思っており、今は少しでも早くマシンをドライブしたい気持ちで一杯です。レベルの高いライバルに囲まれ、自分にとってはとても大きな挑戦になりますが、道上監督やパートナーの武藤選手など、経験豊富な方々のアドバイスをよく聞きながら、自分の強みである「冷静な走り」を皆さんにお見せできるよう、全力でチャレンジしていきます」道上龍監督「この度、オリバー・ターベイ選手に代わり、牧野任祐選手を起用することになりました。ターベイ選手とは昨年のチーム立ち上げ時から一緒に戦ってきましたが、今回、Formula Eに専念したいという本人の意向を受け、ドライバーラインアップの変更を決断しました。ここまで一緒に戦ってきてくれたターベイ選手には非常に感謝しており、今後の活躍を期待しています。牧野選手はHonda育成プログラム出身の若いドライバーですが、F3やF4などでの活躍や、今年のSUPER GT第5戦鈴鹿ラウンド GT300クラスで見せた素晴らしい走りを考慮し、彼を起用することにしました。牧野選手にとっては初めての舞台になりますが、若手らしくアグレッシブな走りを見せてほしいと思います」