F1は、サウジアラビアの国有石油会社サウジアラムコとスポンサー契約を発表した。リバティ・メディアがF1を買収して以来、初めて発表された新しい新しい主要スポンサーであり、アラムコはグローバルパートナーとしてDHL、エミレーツ、ハイネケン、ピレリ、ロレックスなどに加わった。
アラムコは、エネルギーと化学物質の生産に特化しており、昨年11月に発表されたスポーツの新しいサスティナビリティ計画の一環として、持続可能な燃料を作り、エンジン効率を改善するためにF1で技術を開発したいと考えている。アラムコは、世界最高レベルの二酸化炭素排出量を持つ企業の1つであると考えられているが、Guardianによる最近の調査では、サウジアラビア企業は1965年以来約600億トンの二酸化炭素を排出していると推定されている。サウジアラビアの当局者は、2018年のディルイーヤ E-PrixでのフォーミュラEデビューと2019年のダブルヘッダーに続いて、F1と国内でのレース開催の見通しについても取り組んできた。今回の契約により、サウジアラコムは、2020年にアメリカ、スペイン、ハンガリーのタイトルスポンサーとなり、ロゴが表示される。F1のCEO兼会長のチェイス・キャリーは「2020年シーズンを開始するにあたり、アラムコを長期的なグローバルパートナーとしてF1ファミリーに迎えることができてうれしく思う」とコメント。「我々の専門知識を共有し、技術革新に関してアラムコと協力することを楽しみにしている。燃料とエネルギー分野におけるその能力と専門知識から大きな利益が得られる」アラムコの社長兼CEOであるアミンH.ナセルは「世界中の何百万人ものファンがいる強力なグローバルスポーツブランドであるF1と提携できることを楽しみにしている」と、は付け加えた。「世界最大のエネルギーサプライヤーであり、イノベーションリーダーである我々は、エンジンのパフォーマンスを向上させ、エネルギーをクリーンにするためのゲームを変えるソリューションを見つけるという野心を持っている。このようなパートナーシップは、我々の野心を実現するために重要だ」