2014年のザウバーのレースドライバーになるとみられているセルゲイ・シロトキンは、若くてもF1に入るチャンスを逃すわけにはいかないと述べた。まだ18歳にもなっていないセルゲイ・シロトキンだが、ザウバーはロシアとのパートナーとの契約の一部として、今後2014年のF1シートを前提に育成していくとされており、モータースポーツ界は懐疑的な態度をとっている。
来年3月にセルゲイ・シロトキンがF1デビューするとすれば、ハイメ・アルグエルスアリ(元トロ・ロッソ)のF1史上最年少参戦記録(19歳125日)を破ることになる。「早過ぎではないという人は誰もいない。でも、常に得られるようなチャンスではない」とセルゲイ・シロトキンは Championat にコメント。「チャンスがきたときにそれに掴まないのは愚かだと多くの人が賛成してくれるだろう」 「(ルノー)ワールド・シリーズでもう1年過ごせば、もっと準備を整えられることは否定しない。でも、僕にはこのチャンスがあるし、それを手にするべきだ。最後のチャンスかもしれないしね」セルゲイ・シロトキンのマネジャーを務めるニコライ・ベトロフは、シロトキンの準備を整えるというタスクは“大変難しい”と認めるが、その作業はすぐに始まると述べた。「プランは、8月のテストでスタートすることになりそうだ」とニコライ・ベトロフはコメント。「もちろん、新車でテストするのは不可能だが、旧型車であればテストをすることができる。我々は多くのテストを希望している」 セルゲイ・シロトキンが、2011年型のザウバーを使用したプライベートテストをするということかと質問されたニコライ・ベトロフは「そうだ。そのマシンでのテストであれば、F1の規約で許されている」と答えた。 また、セルゲイ・シロトキンが、今後、金曜フリー走行1回目に登場する機会がある可能性も報じられているが、ニコライ・ベトログは「それについては何も言えないが、我々は多くのテストを実行するためのタスクに着手している」とコメント。「そのうちの一つが金曜日のプラクティスになるかもしれない。だが、まだその件については話せない」 今週のシルバーストンテストについては単純にセルゲイ・シロトキンのために調整する時間がなかったとニコライ・ベトロフは述べた。また、ザウバーと契約を結んだロシアのグループが、他チームとも同様の機会を模索していたとニコライ・ベトロフは認めた。 「F1でいくつかのチームとコンタクトをとったことは認める。だが、このチームとペーター・ザウバーという伝説的な人物を知り、我々はすぐに取引とほぼすべての事項についての共通基盤にポジティブな道を見つけた」
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