2001年にミハエル・シューマッハが自身4度目のF1ワールドチャンピオンを獲得した際に駆ったフェラーリが、モナコGP開催週末の土曜日に行われたRMサザビーズのオークションで、記録的な価格で落札された。この「シャシー211」のフェラーリF2001は、1,598万ユーロ(日本円で約27億円)で落札され、フェラーリのF1マシンとしては史上最高額となった。
また、これまで最も高額だったシューマッハの2003年型F2003-GA(2022年に2,310万豪ドルで落札)をも上回り、シューマッハが駆ったF1マシンの中でも新たな最高記録を樹立した。このF2001は、2001年ハンガリーGPで優勝を飾り、その勝利によってシューマッハのドライバーズタイトルとフェラーリのコンストラクターズタイトルが確定したマシンでもある。さらにこの年のモナコGPでもシューマッハはこのマシンで圧倒的な勝利を挙げており、彼にとってモンテカルロ市街地での最後の勝利となった。なお、今回のオークション収益の一部は、シューマッハのチャリティ団体「キープ・ファイティング財団(Keep Fighting Foundation)」に寄付される予定だ。
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