ザウバーのF1チーム代表を務めるフレデリック・バスールは、マーカス・エリクソンの存在が2018年にルーキーとしてF1デビューを果たしたシャルル・ルクレールがF1に適応することに大きく役立ったと考えている。アルファロメオをタイトルスポンサーに迎えたザウバーは、フェラーリとの技術提携も手伝ってシーズン中に大きな改善を果たした。それと同調するようにシャルル・ルクレールもパフォーマンスを開花させ、2019年にキミ・ライコネンに代わってフェラーリへ移籍を果たすことになった。
ルクレールの活躍に触発されたかのようにマーカス・エリクソンもザウバーとF1でのベストシーズンを過ごしたが、獲得ポイントはチーム合計の4分の1未満にとどまった。フレデリック・バスールは、マーカス・エリクソンの頑張りが、シャルル・ルクレールに有益な参考となったと語る。「2017年のマーカスと比較すれば、彼は大きな前進を果たしたと思う。メルボルンでコース上に出たとき、彼は6kg減量していた」とフレデリック・バスールはコメント。「序盤から彼は前進していた。シーズン終盤でさえ、彼は常にシャルルの前後で同じラップタイムを刻んでいた」「マーカスのような参考になる誰かがいることはシャルルにとって非常に有益だった。マーカスにも良いフィードバックを与えるという利点があったし、彼はシーズンを通して技術的なことを決定するために我々を大変助けてくれた」「シャルルがF2からF1にやってくたときには、パフォーマンスの適用性を得るのは簡単ではなかった」ザウバーは、2019年のドライバーとしてキミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィを起用。マーカス・エリクソンはインディカーに転向する。