ザウバーのチーム代表モニーシャ・カルテンボーンは、先週のヘレスでの初テストでのチームの進展に満足していると述べた。先週の4日間のヘレステストで、エイドリアン・スーティルとエステバン・グティエレスは、新車C33で合計163周を走り込んだ。「初テストには満足しています」とモニーシャ・カルテンボーンはコメント。
「私たちのクルマは準備がちょうど間に合いました。C33がトラックで1日目から機能したことは、チームによる驚くべき業績です。関係者全員にとって多くな賛辞です」「手順や全てのシステムが機能しているかを確認したかったです。新しいパワーユニットによって今年のクルマは非常に複雑ですが、我々は実際にすでに良いレベルに到達しています」「もちろん、多くのデータを収集することも重要でした。やるべき作業、データ分析、改善することはたくさんあります」モニーシャ・カルテンボーンは、ドライバーもザウバーのエンジニアも2014年の規約で新たに導入されたブレーキ・バイ・ワイヤに満足していないことを明かした。「それについてはドライバーだけでなく、エンジニアも満足していません」とモニーシャ・カルテンボーンはコメント。「第一にそれはソフトウェアの問題でした。テストを通して改善をもたらすことができましたが、まだ改善の余地はあります。しかし、我々のエンジニアには次のテストまでにエンジンパートナーと一緒にそれらの弱点を解決するための十分な時間があると確信しています」ザウバーは、2回目のテストにむけてC33に主要なアップデートを予定している。「基本的にそれは非常に広範囲にわたるパッケージです。バーレーンでの1回目のテストでクルマに大部分のパーツを持ち込む予定です。そこには新しいフロントウィング、リアウィング、サイドポッドディフレクター、その他いくつか小さなエレメントが含まれます。いくつかのパーツは、バーレーンの2回目のテストで持ち込まれる予定です」モニーシャ・カルテンボーンは、先週のテストだけでパワーユニットサプライヤーのパフォーマンスを判断しないよう警告した。「順位をつけられる唯一のことは、チームがそれぞれのエンジンで行った周回数だけです。ここでの順位は明白です。メルセデス、フェラーリ、ルノーです」「ですが、現時点でパフォーマンスを比較するのは不可能です。まだ手の内を見せていないかもしれませんしね。メルボルンでの初テストまでに動きがあると確信しています。現時点ではスナップショットに過ぎません」