佐藤琢磨が、2014年 インディカー 開幕戦セント・ピーターズバーグでキャリア4度目となるポールポジションを獲得した。予選第1、第2段階ともにトップタイムをマークしていた佐藤琢磨は、ファイナルでもライバル勢に対してのアドバンテージを持っていた。アタック5周目に1分2秒1609をマークしてトップに立つと、次の1周はペースを落としてタイヤの温度を下げ、最後のアタックを敢行。狙い通りに1分1秒8686までラップタイムを短縮し、2番手に0.3秒近い差をつけて開幕戦でのPPを獲得した。
A.J. Foyt Racingでの2シーズン目を迎えた佐藤琢磨は、オフシーズンからテストを重ね、開幕に備えてきた。新シーズンがセント・ピーターズバーグで始まると、走行初日の金曜日にトップタイムを記録し、予選前のプラクティス3回目でも3番手と、上位に位置し続けた。そして、予選は3段階すべてでトップタイムを記録。その間には多くのセッティングの変更が施され、タイヤ選択や各予選の戦い方について、正しい決断を下さねばならなかった。グリップの低いコースは小さなミスも許さない難しさで、佐藤琢磨たちはとても価値のあるPP獲得を成し遂げたと言える。佐藤琢磨「ファンタスティックな一日になりました。これ以上は望めないシーズンスタートを切れたと思います。今日の自分たちのパフォーマンスには本当に満足しています。オフシーズンの集中的なテストを行った努力が実りました。セント・ピーターズバーグでの私たちのマシンは、昨年も競争力が高かったと思います。しかし、昨年から今年にかけてはタイヤやエンジンなど、いろいろなものが変わっています。そうした状況下で、今日の予選は、短時間で天候が劇的に変わるコンディションで争われました。水たまりこそありませんでしたが、路面は滑りやすく、走行ラインを選んでアタックを続けていました。予選と予選の間には、マシンのセッティングを変更する必要がありました。そして、私たちはそれらの変更に対する判断や、タイヤの選択において、ベストの答えを見つけ出し、クルーたちはミスなく完ぺきな仕事をしてくれました。明日のレースでは不運に遭遇せず、やるべき仕事をチーム全員が確実にこなし、望む結果を手にできるよう、戦いたいと考えています」


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