バレンティーノ・ロッシは15日、MotoGP第8戦ドイツGPのプレスカンファレンスに出席。5戦ぶりの復帰に向けての心境を語り、ライバルたちもロッシの復帰を歓迎した。ホームレースだった第4戦イタリアGPのフリー走行2で右脚脛骨を開放骨折してから40日後、昨年僅少さで優勝したザクセンリンクのパドックに姿を見せたバレンティーノ・ロッシは、「MotoGP、特に僕のバイクと僕のチームがすごく恋しかった」と、6週間ぶりの再会を語った。
「酷いケガだったけど、今はすごくいい感じだ。クラッシュの後、全てが上手く行った。医師たちは素晴らしい手術をしてくれたし、僕は1日も早い回復に向けて毎日仕事をした。脚と肩の仕事に取り組んだ。難しい期間だったけど、今はすごく気分がいい。明日、バイクをトライできることがすごく幸せだ」「ビックなクエスションマークは、レース距離。連続30ラップ。何が起きるのか、待たなければいけない。」チームメイトであり、ポイントリーダーのホルヘ・ロレンソは、「バレンティーノはワールドタイトルを最も獲得したライダーであり、ここでショーをするライダーの1人。みんなが彼の復帰を幸せに感じる」と歓迎の言葉を送った。過去に数度の怪我を負ったことがあるダニ・ペドロサは、「レコードだ!僕は過去にケガを負ったから、これはスーパーに早い復帰だと言うことができる」と、早期回復を絶賛。「何度も言ったことがあるけど、バレンティーノとのレースは常にグレートで、彼のようにすごく速いライダーとのバトルは、自分を成長させてくれる。」近年、ロッシのバトルを展開するケーシー・ストーナーは、「最初、ミサノでテストしたと聞いたとき、本当に早いと思った。鎖骨を骨折したライダーが僅か1週間で走ることを考えたら、全てが可能だと思った。」「彼にとっては難しいだろう。誰もが知っているような怪我だけど、速いことは疑いなし。ブルノのタイムを見ると、本当にインプレッシィブだ。個人的に、彼の復帰は本当にグッドだと思う」と、感想を語った。バレンティーノ・ロッシは、明日現地時間の13時55分から始まるフリー走行1で、41日ぶりにM1を走らせる。