バレンティーノ・ロッシは、肩の回復が予想よりも遅れており、3月の2011年シーズン開幕戦では万全の体調ではないだろうと述べた。バレンティーノ・ロッシは、昨年11月に長年怪我を抱えていた肩の手術を行った。恒例イベント「Wrooom」でドゥカティ・ライダーとして初出演したバレンティーノ・ロッシは、100%になるにはまだ時間が必要だと述べた。
「もう少し良い感覚を望んでいた。やらなければならない仕事はたくさんあるけど、2月のテストにむけてそれなりの状態にするのは素晴らしいチャレンジだ」とバレンティーノ・ロッシは記者会見で述べた。「3月20日のマレーシアの開幕戦では最高の状態ではないだろうけど、いい感じでバイクに乗れることを期待している。時間との戦いだ。肩の状態は予想していたよりも深刻だった」「4月/5月には100%になることを目指している。ファンが辛抱してくれることを願っている。残念ながら僕はもう20歳ではないけど、いずれにせよモトクロスやムジェロでのクラッシュは起こり得ることだった。引退を考えたことはない」「僕は熱心だし、このチャレンジはより多くのモチベーションを与えてくれているので、トップで数年間過ごせると期待している」昨年イタリアGPで足を骨折して数戦を欠場したバレンティーノ・ロッシは、今シーズンは現チャンピオンのホルヘ・ロレンソと現ホンダ・ライダーのケーシー・ストーナーがライバルになると考えている。「前者は完全にバイクを理解しているけど、後者はホンダだ。それがとても重要になるだろう」「ストーナーはこのバイクで速かった。彼はあらゆる状況に適応する素晴らしい才能を持っているし、バイクに素晴らしいフォーリングを持っている。現時点でまだ僕は持ってないことだ。なので、多くの走行をしなければならない」7年間過ごしたヤマハを離れてドゥカティに加入したバレンティーノ・ロッシは新しいドゥカティのバイクについて「その他すべてのバイクと異なる。まったくのプロトタイプだし、日本のメーカーとはコンセプトが違う。デスモセディチでレースをするにはもう少しラフなスタイルでなければならない」と述べた。
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