ダニエル・リカルドは、F1復帰を果たした今、シーズン後半のレース週末をさらに容易にするため、3週間のF1シャットダウン期間中に体力強化に取り組むと語った。34歳のリカルドはマクラーレンでの苦しい2シーズンを経て、2022年シーズン終了後にフルタイムのドライバーとしてF1を去り、今年、2014年から2018年まで在籍したレッドブルに復帰した。
しかし、今回はサードドライバーとしての復帰であり、リカルドはシミュレーターやマーケティング業務でチームをサポートしてきた。だが、ハンガリーGPを前に、リカルドはフルルーキーシーズンの序盤戦で苦戦を強いられたニック・デ・フリースに代わってアルファタウリに招集された。リカルドはハンガロリンクで印象的な走りを見せたが、夏休み前最後のレースとなった先週末のスパ・フランコルシャンは、より厳しい体力テストとなっただけでなく、競技面でもチャレンジとなった。雨に見舞われたこの週末、リカルドはレースの大半をF1ミッドフィールドの下位に沈み、16位という低位で午後のレースを終えた。体力的には予想以上に持ちこたえたと感じたリカルドだが、今後数週間は心身ともにさらなる強化を図るつもりだという。「この時間を使って...フィジカル的な面で追いつきたいと思っている」とF1復帰2戦を終えたリカルドは語った。「もちろん、僕のレースフィットネスは他のドライバーのそれとは違う。でも、レース後のフィーリングが良かったのは、おそらくうれしかったことのひとつだろう」「思っていたよりもずっといい感じだった」しかしリカルドは、今月末にF1が再開されるザントフォールトは特に体力的に厳しいものだと指摘する。シャットダウンが始まったら、それをトレーニングに使うだけさ」とリカルドは語る。「もちろん、少し休暇を楽しんでみるけどね。でも、僕は6か月間休暇を取っていた。ザントフォールトはとてもフィジカルだ。首にも負担がかかるし、スピードも速い」「だから、それを確実にこなすだけだ。体力的にも精神的にも万全であれば、レースウイークを迎えるのも楽になる。答えなければならない質問も少なくなる」
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