ルノーF1チームのダニエル・リカルドは、F1オーストラリアGPの金曜日の朝に情報が錯綜している際に元チームメイトのマックス・フェルスタッペンに電話をして計画を尋ねたと明かした。新型コロナウイルスがパンデミックへと発展しようとするなか、F1は2020年シーズンの開幕を目指してオーストラリアに移動した。
しかし、木曜日の夜にマクラーレンがチームメンバーの新型コロナウイルス感染によって欠場を決断。その後、上層部によって会議を行われたが、最終的にレースの中止がアナウンスされたのはフリー走行1回目の開始時刻まで2時間を切ってのタイミングだった。開催か中止かで情報が錯綜するなか、ダニエル・リカルドは、他のドライバーがどのような計画をしているかを聞いて雰囲気を掴むためにレッドブル時代のチームメイトであるマックス・フェルスタッペンに電話をかけたことを明かした。最終的に中止が正式に発表される前に、マックス・フェルスタッペンは、セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンに続いて、メルボルンを後にしている。「あの金曜日の朝は・・・全員の電話がおかしくなっていた」とダニエル・リカルドは The Age にコメント。「マックスは話をしたうちの一人だった。とにかく彼がどのような計画をしているのか聞こうと思ってね。キャンセルになったとき、最悪の状況になる前にできるだけ早く出ようというのがの僕の考えだった」「飛行機に乗る前に他のドライバーたちに何をしようとしているのかを確認したかった」「パースに帰ろうと思っていた。周りには家族がいたし、メルボルンの前にいた場所に戻った方がいいと思った。まだここの方が物が揃っているからね。他の場所に行く危険を冒すつもりはなかった」F1オーストラリアGPの中止後、次の7ラウンドも延期が決定。F1モナコGPは完全に中止となった。現時点では6月14日のF1カナダGPが初レースになるが、7月19日のF1イギリスGPまで開催が疑問視されている。