2026年F1第2戦中国GP決勝は上海インターナショナル・サーキットで行われ、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリがF1キャリア初優勝を飾った。19歳のイタリア人はポールポジションからスタートし、終盤のタイヤマネジメントを乗り切ってチェッカーを受け、史上2番目の若さでグランプリ勝者となった。ジョージ・ラッセルが2位に入りメルセデスは1-2フィニッシュ。フェラーリのルイス・ハミルトンが3位で続き、移籍後初のグランプリ表彰台を獲得した。
シャルル・ルクレールは4位、5位オリバー・ベアマン、6位ピエール・ガスリー、7位リアム・ローソン、8位アイザック・ハジャー、9位カルロス・サインツJr.、10位フランコ・コラピントというトップ10となった。レースでは序盤にランス・ストロールのストップによるセーフティカーが入り、戦略が大きく揺れる展開となった。またマックス・フェルスタッペンとフェルナンド・アロンソが途中リタイア。さらにランド・ノリス、オスカー・ピアストリ、ガブリエル・ボルトレト、アレクサンダー・アルボンの4台はトラブルによりスタートできなかった。スタート直後 ハミルトンが外側からトップ奪取ポールポジションのアンドレア・キミ・アントネッリは好スタートを決めたものの、ルイス・ハミルトンがターン1外側から一気に並びかけてトップに浮上。シャルル・ルクレールも続き、フェラーリ勢が序盤の主導権を握った。しかしアントネッリはすぐに反撃。ヘアピンでハミルトンをアウトブレーキングで攻略し、再びレースリーダーを奪い返した。10周目 ストロール停止でセーフティカー10周目、ランス・ストロールのアストンマーティンがターン1付近で停止。マシン回収のためセーフティカーが導入され、各チームは一斉にピットへ飛び込んだ。多くのトップ勢はこのタイミングでハードタイヤへ交換。これによりレースは事実上のワンストップ戦略へと傾いていく。中盤 フェラーリとメルセデスが激しい攻防レース再開後はメルセデスとフェラーリの4台による接近戦が続いた。ハミルトンとルクレールはチームメイト同士で激しくポジションを争い、その背後ではラッセルがオーバーテイクモードを活用して2台を攻略。ラッセルはついにルクレールを抜いて2位へ浮上し、レースはアントネッリ対ラッセルのメルセデス同士の争いへと移っていく。後半 アントネッリがタイヤを管理して独走先頭のアントネッリは激しいバトルを尻目にタイヤを丁寧にマネジメント。ラッセルとの差を7秒以上に広げる安定したペースで周回を重ねた。一方フェラーリ勢はタイヤの摩耗に苦しみ、ハミルトンとルクレールの表彰台争いが続く展開となる。終盤 ロックアップの危機を乗り越え初優勝終盤、アントネッリはヘアピンでロックアップを喫してコースアウトしかける場面もあったが、大きなロスにはならずリードを維持。最終ラップに入った時点で約7秒の差を築き、そのままチェッカーを受けた。19歳の若きメルセデスドライバーは無線で「言葉が出ない。本当に夢みたいだ」と語り、F1初優勝の瞬間を迎えた。アントネッリはデビュー2年目にしてグランプリ初勝利を達成。メルセデスは開幕戦オーストラリアのスプリント勝利に続き、中国GPでも圧倒的なパフォーマンスを示し、2026年シーズンの主導権を握りつつあることを印象づけた。上位3名のコメントアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は初優勝の喜びを次のように語った。「言葉が出ない。正直、泣きそうだ。僕の夢をかなえる手助けをしてくれたチームに感謝したい」「本当にイタリアを再び頂点に戻したかったし、今日はそれをやり遂げた。フラットスポットで少し心臓に悪い思いもしたけど、やり遂げた」「スタートは簡単ではなかった。イン側を守りすぎてしまって、フェラーリにスペースを与えすぎた。でも最後まで持ち帰ることができた」2位に入ったジョージ・ラッセル(メルセデス)も、チームメイトの初優勝を称えた。「キミ、本当におめでとう。初優勝はいつだって特別なものだから、彼と、それからこの男(ハミルトン)と一緒に表彰台に立てて本当にうれしい」3位でフェラーリ移籍後初のグランプリ表彰台を獲得したルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、チームへ前向きなメッセージを送った。「まだやるべき仕事はある。このままプッシュし続けよう。でも僕はみんなを信じている」「フォルツァ・フェラーリ」この3人のコメントまで含めると、中国GPはアントネッリの歴史的初優勝だけでなく、メルセデスの強さ、そしてフェラーリの反撃への期待も印象づける一戦となった。2026年F1中国GP 決勝 結果1.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)2.ジョージ・ラッセル(メルセデス)3.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)5.オリバー・ベアマン(ハース)6.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)7.リアム・ローソン(レーシングブルズ)8.アイザック・ハジャー(レッドブル)9.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)10.フランコ・コラピント(アルピーヌ)11.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)12.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)13.バルテリ・ボッタス(キャデラック)14.セルジオ・ペレス(キャデラック)15.エステバン・オコン(ハース)DNF.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)DNF.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)DNF.ランス・ストロール(アストンマーティン)DNS.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)DNS.ランド・ノリス(マクラーレン)DNS.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)DNS.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
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