2022年F1第16戦イタリアGPのフリー走行3回目が9月10日(土)にモンツァ・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が最速タイムをマークした。セッション前、ウィリアムズはアレクサンダー・アルボンが虫垂炎で残りの週末を欠場することを発表。急遽、メルセデスF1のリザーブドライバーであるニック・デ・フリースが代役を務め、F1デビューを果たすことが決定した。
F1イタリアGPでは、現段階で8名のドライバーがエンジン交換やギアボックス交換でグリッド降格ペナルティが確定している。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、エステアン・オコン(アルピーヌ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、角田裕毅(アルファタウリ)予選での最後尾が決定していれば、決勝に焦点を当てるのが通常だが、8名もいれば、当然、そのなかでも上位のグリッドからのスタートを目指すことになる。トップタイムをマークしたのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)。2番手のシャルル・ルクレール(スクーデリア・アルファタウリ)に0.347秒差をつける圧倒的な速さを見せ、予選でも最速タイムが期待される。3番手にはチームメイトのセルジオ・ペレスがつけ、スロースタートだった前日からエンジンがかかってきたようだ。4番手にはカルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)。そして、5番手にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌF1チーム)、6番手にはランド・ノリス(マクラーレン)、7番手にはジョージ・ラッセル(メルセデス)と展開によっては優勝争いに絡めそうなドライバーたちが並んだ。8番手の角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)、9番手のエステバン・オコン(アルピーヌ)、10番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)の3人はグリッド降格組だ。急遽デビューとなったニック・デ・フリースは、意地をみせたレギュラードライバーのニコラス・ラティフィから0.093秒差の14番手につけた。F2とフォーミュラEでチャンピオンを獲得した実力派がどのようなレースをみせてくれるか楽しみだ。ミック・シューマッハ(ハースF1チーム)はギアボックストラブルに見舞われて、セッションの大半をガレージで過ごすことになった。前日と合わせてわずか18周と厳しい状況で予選を迎えることになる。F1イタリアGPの予選はこの後23時(現地時間16時)から行われる。2022年 F1イタリアGP フリー走行3回目 結果・タイム 順位Noドライバーチームタイムギャップ周回133マックス・フェルスタッペンレッドブル1分21秒252 19216シャルル・ルクレールフェラーリ1分21秒5990.34715311セルジオ・ペレスレッドブル1分21秒8480.59626455カルロス・サインツフェラーリ1分21秒8970.6451753フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分22秒3061.0541764ランド・ノリスマクラーレン1分22秒3191.06719763ジョージ・ラッセルメルセデス1分22秒3571.10524822角田裕毅アルファタウリ1分22秒4301.17827931エステバン・オコンアルピーヌ1分22秒5061.254171044ルイス・ハミルトンメルセデス1分22秒5671.315221124周冠宇アルファロメオ1分22秒6571.405141240ピエール・ガスリーアルファタウリ1分22秒7551.50321136ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分22秒7761.524191445ニック・デ・フリースウィリアムズ1分22秒8691.61721153ダニエル・リカルドマクラーレン1分22秒8711.619191677バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分22秒9501.69826175セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分23秒1041.852201820ケビン・マグヌッセンハース1分23秒2031.951171947ミック・シューマッハハース1分23秒3922.14082018ランス・ストロールアストンマーティン1分23秒7392.48716