2022年F1第10戦イギリスグランプリの予選が7月2日(土)にシルバーストン・サーキットで行われ、カルロス・サインツJr.が自身初となるポールポジションを獲得した。ウェットコンディションで行われたF1イギリスグランプリの予選は、雨に翻弄される展開となった。セッションを通してコンディションは微妙に変化し、Q3の最後は目まぐるしく順位が入れ替わった。
ポールポジションを獲得したのは、スクーデリア・フェラーリのカルロス・サインツJr.。1分40秒983をマークし、F1での151戦目にして自身初となるポールポジションを獲得。104人目のポールシッター、スペイン人としてフェルナンド・アロンソ(アルピーヌF1)に次ぐ、2人目のポールシッターとなった。「良いラップだった。スタンディングウォーターにたくさん苦労していた。 ポールは少し驚きだった。ペースは週末中ずっとよかった」とカルロス・サインツJr.は語った。2番手には0.072秒の僅差でレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが続いた。Q2まで断トツの速さを見せていたフェルスタッペンだったが、Q3では1回目のアタックで360度スピン、2回目では最終コーナーでミスをしてトラックリミットを超過するなど、やや精彩を欠き、それがわずかな差となった。カルロス・サインツJr,とマックス・フェルスタッペンは、2015年にトロロッソでチームメイトとしてF1デビューを果たしており、同期の2人がフロントローに並ぶ。3番手にはシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)、4番手にはセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)が続き、上位2列は奇数列にフェラーリ、偶数列にレッドブルが並ぶ。5番手はルイス・ハミルトン(メルセデスF1)、6番手にはランド・ノリス(マクラーレン)と母国グランプリの2人が3列目からスタート。7番手にはフェルナンド・アロンソ、8番手にはジョージ・ラッセル(メルセデスF1)が続いた。9番手の周冠宇(アルファロメオ)は予選ベストリザルト。10番手のニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)もQ3初進出で予選ベストリザルトとなる。皮肉なことにアップグレード版パッケージを走らせたチームメイトのアレクサンダー・アルボンはQ1で敗退して16番手だった。スクーデリア・アルファタウリはQ2で敗退し、ピエール・ガスリーが11番手、角田裕毅が13番手だった。2022年F1イギリスグランプリの決勝は、7月3日(日)の23時(英国時間15時)からフォーメーションラップが行われる。2022年 F1イギリスグランプリ 予選 結果・タイム 順位NoドライバーチームQ1Q2Q3155カルロス・サインツフェラーリ1分40秒1901分41秒6021分40秒983233マックス・フェルスタッペンレッドブル1分39秒1291分40秒6551分41秒055316シャルル・ルクレールフェラーリ1分39秒8461分41秒2471分41秒298411セルジオ・ペレスレッドブル1分40秒5211分42秒5131分41秒616544ルイス・ハミルトンメルセデス1分40秒4281分41秒0621分41秒99564ランド・ノリスマクラーレン1分41秒5151分41秒8211分42秒08473フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分41秒5981分42秒2091分42秒115863ジョージ・ラッセルメルセデス1分40秒0281分41秒7251分42秒161924周冠宇アルファロメオ1分40秒7911分42秒6401分41秒219106ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分41秒9981分43秒2732分03秒0951110ピエール・ガスリーアルファタウリ1分41秒6801分43秒702 1277バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分41秒3961分44秒232 1322角田裕毅アルファタウリ1分41秒8931分44秒311 143ダニエル・リカルドマクラーレン1分41秒9331分44秒355 1531エステバン・オコンアルピーヌ1分41秒7301分45秒190 1623アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分42秒078  1720ケビン・マグヌッセンハース1分42秒159  185セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分42秒666  1947ミック・シューマッハハース1分42秒708  2018ランス・ストロールアストンマーティン1分43秒430  
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