2022年F1第9戦カナダグランプリのフリー走行1回目が6月17日(金)にモントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)がトップタイムを記録した。新型コロナウイルスの影響によって2019年以来3年ぶりの開催となるF1カナダグランプリ。今週末は雨も予報されているが、フリー走行1回目はドライでスタート。気温25.1度、路面温度40.9で60分間のプラクティスセッションはスタートした。
ピレリは、F1カナダグランプリにC3(ハード)、C4(ミディアム)、C5(ソフト)と最も軟らかいコンパンドを選択しているが、フリー走行1回目ではミディアムとハードしか使用されず、多くのチームがミディアムでのロングランをメインに淡々とこなした。2019年はハードタイヤを軸としては1ストップが主流だった。最終コーナーのシケインと立ち上がりの直後に迫る壁の“ウォール・オブ・チャンピオンズ”で有名なジル・ヴィルヌーブ・サーキットだが、角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)が軽く接触した以外に大クラッシュはなく、セッションは比較的スムーズに進行。エステバン・オコン(アルピーヌF1)が、おそらくペーパータオルが原因で右フロントフレーキの故障に見舞われたのが唯一と言えるインシデントだった。フリー走行1回目のトップタイムは、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンで1分15秒158。フェルスタッペンはリアロールバーの問題を簡単に報告し、ストレートエンドでのエンジンのクリッピングについて不満を述べていた。2番手は0.246秒差でスクーデリア・フェラーリのカルロス・サインツJr.。上位二人はミディアムタイヤで最速タイムをマーク。3番手にはアルピーヌF1チームのフェルアンド・アロンソがトップから0.373秒差で続き、4番手のセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)、5番手のシャルル・ルクレース(スクーデリア・フェラーリ)の2強の間に割って入った。ロングランで一貫した力強いペースをみせていた。前戦アゼルバイジャンでエンジン故障に見舞われたシャルル・ルクレールは、今週末、新しい内燃エンジン、MGU-H, MGU-K、コントロールエレクトロニクスをペナルティなしで搭載している。6番手にはメルセデスF1のジョージ・ラッセル、チームメイトのルイス・ハミルトンは8番手。その間の7番手には母国レースのランス・ストロール(アストンマーティン)、9番手のセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、10番手のダニエル・リカルド(マクラーレン)まで1秒内に10台のマシンが入った。11番手はスクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリー。14番手で終えた角田裕毅は4基目のパワーユニットを投入してグリッド降格が決定している。F1カナダGP フリー走行2回目は、この後6時(現地時間18時)から行われる。2022年 F1カナダグランプリ フリー走行1回目 結果・タイム 順位NoドライバーチームタイムGAPLAPS133マックス・フェルスタッペンレッドブル1分15秒158 27255カルロス・サインツフェラーリ1分15秒4040.2463433フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分15秒5310.37331411セルジオ・ペレスレッドブル1分15秒6190.46132516シャルル・ルクレールフェラーリ1分15秒6660.50830663ジョージ・ラッセルメルセデス1分15秒8220.66429718ランス・ストロールアストンマーティン1分15秒8770.71932844ルイス・ハミルトンメルセデス1分15秒8770.7192795セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分16秒0410.88333103ダニエル・リカルドマクラーレン1分16秒0830.925291110ピエール・ガスリーアルファタウリ1分16秒1651.00729124ランド・ノリスマクラーレン1分16秒2111.053171323アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分16秒3081.150291422角田裕毅アルファタウリ1分16秒3221.164331577バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分16秒4211.263261631エステバン・オコンアルピーヌ1分16秒4261.268271724周冠宇アルファロメオ1分17秒1521.994301847ミック・シューマッハハース1分17秒2232.06525196ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分17秒2412.083332020ケビン・マグヌッセンハース1分17秒5552.39731
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