2022年F1第8戦アゼルバイジャングランプリのフリー走行3回目が6月11日(土)にバクー・シティ・サーキットで行われ、セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)が最速タイムをマークした。FIA-F2のインシデントで破損したTecproバリアの修復のためにフリー走行3回目は15分のディレイ。現地時間15時15分から気温27度、路面温度47度のドライコンディションで60分間のFP3セッションが行われた。
FP3も赤旗による中断はなくセッションは進行。ストリート・サーキットではあるものの、オーバーテイクが可能なバクーは必ずしも予選が最優先ではないため、FP3セッションは決勝を見据えたロングランを中心に展開。比較的スローにスタートし、後半に中盤から後半にかけて予選ラップによるタイムアタックが展開された。フリー走行3回目のトップタイムを記録したのはレッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスで1分43秒170。これまですべてのセッションでチームメイトのマックス・フェルスタッペンを上回っており、FP3でも3番手のフェルスタッペンに0.279秒差をつけた。モナコでの優勝、2024年までの契約延長で落ち着きを感じさせるセッションとなった。2番手には0.070秒の僅差でスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールが続いた。初日にポーパシングに苦戦していたチームメイトのカルロス・サインツJr.は、リアウイングにフロービズを塗ってライドクオリティの改善を試み、トップから0.426秒差まで改善した。別次元でタイムを出し合っている2強チームの後ろのミッドフィールドは熾烈な戦い。5番手にランド・ノリス、6番手にダニエル・リカルドとマクラーレン勢が上位に浮上。そこにピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファアウリ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が2秒以内で続いた。角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)は前半をハードタイヤ、後半をソフトタイヤでロングランを実施し、16番手で予選前のセッションを終えた。F1アゼルバイジャングランプリの予選は、この後23時(現地時間18時)から行われる。2022年 F1アゼルバイジャングランプリ フリー走行3回目 結果・タイム 順位NoドライバーチームタイムGAPLAPS111セルジオ・ペレスレッドブル1分43秒170 18216シャルル・ルクレールフェラーリ1分43秒2400.07019333マックス・フェルスタッペンレッドブル1分43秒4490.27914455カルロス・サインツフェラーリ1分43秒5960.4261954ランド・ノリスマクラーレン1分44秒4181.2481363ダニエル・リカルドマクラーレン1分44秒4761.30619710ピエール・ガスリーアルファタウリ1分44秒4911.32121863ジョージ・ラッセルメルセデス1分44秒5731.40317931エステバン・オコンアルピーヌ1分44秒6851.51515105セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分44秒6891.51918113フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分44秒8421.672141244ルイス・ハミルトンメルセデス1分44秒8451.675191318ランス・ストロールアストンマーティン1分44秒8791.709171424周冠宇アルファロメオ1分44秒9131.743181520ケビン・マグヌッセンハース1分44秒9191.749171622角田裕毅アルファタウリ1分44秒9641.794201723アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分45秒4792.349171847ミック・シューマッハハース1分45秒5322.362191977バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分45秒5742.40417206ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分46秒0702.90017
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