2022年F1第3戦オーストラリアグランプリのフリー走行3回目が4月9日(土)にメルボルンのアルバート・パーク・サーキットで行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)がトップタイムをマークした。現地時間15時、気温24度、路面34度のドライコンディションで60分間のFP3セッションはスタート。全般的にFP3セッションではソフトタイヤがメインで使用され、確認走行→ショートラン→ロングラン→ショートランといったプログラムが実施された。
開始20分でセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)がターン10でクラッシュして赤旗中断。タイムを出すことができなかった。新型コロナウイリスから復活し、前日にパワーユニットトラブルでFP2を丸ごと走れなかったベッテルについては大きな痛手だ。そして、終了間際にはランス・ストロール(アストンマーティン)がクラッシュして5分ほどを残して赤旗終了。アストンマーティンのクルーは予選まで忙しい時間を過ごすことになりそうだ。フリー走行3回目のトップタイムを記録したのはマクラーレンのランド・ノリスで1分19秒117をマーク。開幕2戦で苦戦を強いられていたマクラーレンだが、メルボルンでの競争力を発揮しており、チームメイトのダニエル・リカルドも6番手タイムをマークしている。ただ、終了間際にランド・ノリスにはチームからスロー走行が指示されており、何らかのトラブルを解決した上での予選となりそうだ。2番手にはスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレール。前日から安定した走りを続けており、チームメイトのカルロス・サインツも5番手に入っている。3番手はレッドブル・レーシングのセルジオ・ペレス。ただし、RB18はバランス面に問題を抱えているようで、セッション中盤にマックス・フェルスタッペンがスピン。「スピンした理由が分からない。現時点でバランスを感じるのは本当に難しい」と無線で伝えていた。そして、終了間際にもアンダーステアを訴えてラップを中断。その後、再び走行しようとしたタイミングで赤旗が出たことで不安を抱えたまま予選を迎えることになった。4番手にはアルピーヌF1チームのフェルナンド・アロンソ。フェラーリとともに安定した走りをみせた。スクーデリア・アルファタウリは、角田裕毅が10番手、ピエール・ガスリーが12番手とQ3進出を狙える位置につけた。F1オーストラリアグランプリの予選はこの後15時(現地時間16時)から行われる。2022年 F1オーストラリアGP フリー走行3回目 結果・タイム 順位NoドライバーチームタイムGAPLAPS 14ランド・ノリスマクラーレン1分19秒117 12 23フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分19秒2490.13215 355カルロス・サインツフェラーリ1分19秒2650.14817 411セルジオ・ペレスレッドブル1分19秒2750.15815 53ダニエル・リカルドマクラーレン1分19秒4190.30217 616シャルル・ルクレールフェラーリ1分19秒6930.57614 733マックス・フェルスタッペンレッドブル1分19秒8090.69216 844ルイス・ハミルトンメルセデス1分19秒8960.77913 977バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分20秒0080.89117 1022角田裕毅アルファタウリ1分20秒0710.95412 1163ジョージ・ラッセルメルセデス1分20秒0960.97916 1210ピエール・ガスリーアルファタウリ1分20秒1331.01614 1331エステバン・オコンアルピーヌ1分20秒2051.08814 1447ミック・シューマッハハース1分20秒6921.57517 1524周冠宇アルファロメオ1分20秒8361.71916 1623アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分20秒9581.84116 1720ケビン・マグヌッセンハース1分21秒9581.90814 186ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分21秒0251.93314 1918ランス・ストロールアストンマーティン1分21秒6362.51914 205セバスチャン・ベッテルアストンマーティンNo Time 5 メルセデスF1は、ルイス・ハミルトンが8番手、ジョージ・ラッセルが11番手。ハミルトンはコースオフするシーンがあり、バランス面に苦戦していることが見て取れた。
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