2019年のF1世界選手権 第16戦 ロシアGPのフリー走行3回目が9月28日(土)にソチ・オートドロームで行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分32秒台に投入するタイムで今週2回目のトップタイムを記録し、フェラーリが1-2体制で予選前のセッションを終えた。現地時間12時。降水確率は60%だが上空は晴れ。気温21.4度、路面温度25.9度のドライコンディションで60分間のFP3セッションはスタート。予選での雨を想定してか、多くのチームが比較的ゆっくりと準備を進める。
20分を経過した時点でダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)がストップ。無線で「エンジン、エンジン、エンジンに問題がある」と伝えた。ホンダF1は新品のエンジンに交換することを決断している。折り返しの30分を経過した時点でトップに立ったのはシャルル・ルクレール(1分33秒906)。2番手にはバルテリ・ボッタス、3番手にはミディアムタイヤでマックス・フェルスタッペンが続く。終盤、マックス・フェルスタッペンが縁石に大きく乗り上げてフロアを破損し、ターン13でスピンして後方からタイヤバリアに接触。自走してピットに戻った。フリー走行3回目のトップタイムはシャルル・ルクレール(フェラーリ)の1分32秒738。2番手には0.316秒差でチームメイトのセバスチャン・ベッテルが続いた。3番手にはルイス・ハミルトン、4番手にはバルテリ・ボッタスとメルセデス勢。現時点では一発の速さにおいてメルセデスの遅れをとっている“ように見える”。5番手にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。トップとの差は1.494秒。チームメイトのアレクサンダー・アルボンも1.688秒差の7番手。5グリッド降格ペナルティが決定していることから、何か違ったことを試している可能性も推測される。トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが11番手タイムを記録。前にはハースの2台、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、ランド・ノリス(マクラーレン)がおり、ミッドフィールドは混戦状態となっている。土曜日の午後の降水確率は80%。注目の予選は21時(現地時間15時)から行われる。2019年 第16戦 F1ロシアGP フリー走行3回目 結果順位NoドライバーチームベストタイムGAP周回116シャルル・ルクレールフェラーリ1分32秒733 1425セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分33秒0490.31615344ルイス・ハミルトンメルセデス1分33秒1290.39619477バルテリ・ボッタスメルセデス1分33秒3540.62118533マックス・フェルスタッペンレッドブル1分34秒2271.4941268ロマン・グロージャンハース1分34秒3121.57517723アレクサンダー・アルボンレッドブル1分34秒3711.63821827ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分34秒4211.6881394ランド・ノリスマクラーレン1分34秒5271.794151020ケビン・マグヌッセンハース1分34秒5461.813151110ピエール・ガスリートロロッソ・ホンダ1分34秒5641.83116123ダニエル・リカルドルノー1分34秒5861.853141355カルロス・サインツマクラーレン1分34秒6071.984181499アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分34秒7662.033151511セルジオ・ペレスレーシングポイント1分34秒8602.12771618ランス・ストロールレーシングポイント1分34秒8982.16516177キミ・ライコネンアルファロメオ1分35秒7142.981191863ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分36秒0113.278181926ダニール・クビアトトロロッソ・ホンダ1分36秒0813.34842088ロバート・クビサウィリアムズ1分36秒9424.20919