2018年のF1世界選手権の第3回 F1バルセロナ合同テストが3月9日(金)にバルセロナのカタロニア・サーキットで最終日を迎え、キミ・ライコネン(フェラーリ)が1分17秒台に突入して午前中のトップタイムをマーク。トロロッソ・ホンダはブレンドン・ハートレーが走行し、3番手タイムを記録している。8日間のF1プレシーズンテストもいよいよ最終日。金曜日のバルセロナは晴れ。正午には気温19℃、路面温度37℃まで上昇している。
テスト開始1時間が経過した頃、マクラーレンのフェルナンド・アロンソがターン7で白煙を上げてストップしてこの日最初の赤旗が提示された。2日目と類似したオイル漏れのトラブルだと見られ、マクラーレンは原因を調査するとともにエンジンを交換。アロンソは7周の走行にとどまっている。その直後にはシャルル・ルクレール(ザウバー)がターン12でクラッシュ。バリアを修復するためにこの日2度目の赤旗が提示された。また、ルノーはカルロス・サインツのマシンにギアボックストラブルが発生。4周のインスタレーションラップだけで午前中を終えている。午前中のトップタイムを記録したのはフェラーリのキミ・ライコネン。ハイパーソフトを装着して前日にチームメイトのセバスチャン・ベッテルが記録した最速タイムに0.39秒まで迫る1分17秒221を記録。2番手タイムはハースのロマン・グロージャンがスーパーソフトタイヤで記録。前日のケビン・マグヌッセンに続いて1分18秒台をマーク。ポテンシャルの高さを示している。3番手はトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが記録。91周を走行したハートレーは、ハイパーソフトタイヤで1分18秒949をマークしている。メルセデスのルイス・ハミルトンはレースシミュレーションを実施して午前の最多となる97周を走行。スーパーソフトで1分19秒464を記録して4番手につけた。午後からはバルテリ・ボッタスが走行を担当する。5番タイムはフォース・インディアのエステバン・オコンがソフトタイヤで記録。ウィリアムズは当初ロバート・クビサが走行予定だったが、クビサがレースドライバーに走行機会を与えるために辞退。セルゲイ・シロトキンが72周を走行して6番手タイムを記録。午後からはランス・ストロールが走行する。レッドブルはダニエル・リカルドがミディアムタイヤでロングランを中心に走行。47周を走行して7番手につけている。2018年 F1バルセロナ合同テスト 最終日 午前順位ドライバーチームベストタイム 周回1キミ・ライコネンフェラーリ1分17秒221 ● 662ロマン・グロージャンハース1分18秒590 ●+1.369743ブレンドン・ハートレートロ・ロッソ1分18秒949 ●+1.728914ルイス・ハミルトンメルセデス1分19秒464 ●+2.243975エステバン・オコンフォース・インディア1分19秒667 ●+2.446616セルゲイ・シロトキンウィリアムズ1分20秒250 ●+3.029727ダニエル・リカルドレッドブル1分20秒275 ○+3.054478シャルル・ルクレールザウバー1分20秒878 ●+3.657189フェルナンド・アロンソマクラーレンNo Time 710カルロス・サインツルノーNo Time 4● HyperSoft / ● UltraSoft / ● SuperSoft / ● Soft / ○ Medium
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