2017年のF1世界選手権 メキシコグランプリの決勝が29日(日)にメキシコシティのエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝。ルイス・ハミルトン(メルセデス)が自身4度目のF1ワールドチャンピオンを獲得した。決勝前には9月のメキシコ中部地震に犠牲者のための追悼セレモニーを実施。1分間の黙祷が行われ、国歌斉唱時にはメキシコの旗を掲げたヘリコプターが上空を飛んだ。
今大会、ルイス・ハミルトン(メルセデス)はランキング2位のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に66ポイント差をつけており、5位以上でフィニッシュすれば、自力で4度目のワールドチャンピオンを獲得することになる。現地時間13時にレースはスタート。気温21.7℃、路面温度42℃のドライコンディション。ピレリは、昨年よりも1段階ソフト側のソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトという3種類のコンパウンドを持ち込んでいる。レースはスタートからタイトルを争う二人が絡むバトルによる波乱。2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が1コーナーで先行。続いたポールポジションスタートのセバスチャン・ベッテルがフェルスタッペンに接触。ベッテルはさらにルイス・ハミルトンと接触する。この事故により、セバスチャン・ベッテルはフロントウイングにダメージ、ルイス・ハミルトンは右リアタイヤをパンクさせてピットインを余儀なくされ、ハミルトンは最下位まで順位を落とす。優勝はレッドブルのマックス・フェルスタッペン。今シーズン2勝目、通算3勝目を挙げた。2位にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)、3位にはキミ・ライコネン(フェラーリ)が続き、表彰台を獲得した。ルイス・ハミルトンのタイトルを阻止するためには、少なくとも2位以上でのフィニッシュが必須だったセバスチャン・ベッテルは4位でフィニッシュ。ルイス・ハミルトンは9位でフィニッシュしたことで、最終2戦を残してポイント差は56ポイントとなり、2017年のF1ワールドチャンピオンを獲得した。ルイス・ハミルトンは、2008年、2014年、2015年に次いで4度目のF1ワールドチャンピオンを獲得。タイトル獲得数でセバスチャン・ベッテルに並び、4度のワールドチャンピオンを獲得した初のイギリス人ドライバーとなった。5位にはエステバン・オコン(フォース・インディア)、6位にはランス・ストロール(ウィリアムズ)、7位にはセルジオ・ペレス(フォース・インディア)、8位にはケビン・マグヌッセン(ハース)が続いた。マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが10位入賞を果たして1ポイントを獲得。ストフェル・バンドーンは12位だった。リタイアは、ダニエル・リカルド(レッドブル)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、ブレンドン・ハートレー(トロ・ロッソ)、マーカス・エリクソン(ザウバー)、カルロス・サインツ(ルノー)の5台。ルノーのエンジンを搭載する6台中4台がパワーユニットのトラブルでリタイアする結果となった。2017年のF1世界選手権は残り2戦。次戦F1ブラジルグランプリは、11月10日~12日にインテルラゴス・サーキットで行われる。2017年 第18戦 F1 メキシコグランプリ 結果Po.No.ドライバーチーム133マックス・フェルスタッペンレッドブル277バルテリ・ボッタスメルセデス37キミ・ライコネンフェラーリ45セバスチャン・ベッテルフェラーリ531エステバン・オコンフォース・インディア618ランス・ストロールウィリアムズ711セルジオ・ペレスフォース・インディア820ケビン・マグヌッセンハース944ルイス・ハミルトンメルセデス1014フェルナンド・アロンソマクラーレン1119フェリペ・マッサウィリアムズ122ストフェル・バンドーンマクラーレン1310ピエール・ガスリートロ・ロッソ1494パスカル・ウェーレインザウバー158ロマン・グロージャンハース 55カルロス・サインツルノー 9マーカス・エリクソンザウバー 28ブレンドン・ハートレートロ・ロッソ 27ニコ・ヒュルケンベルグルノー 3ダニエル・リカルドレッドブルF1 メキシコグランプリ レース展開決勝は71周で争われる。ポールポジションはレーシングライン上にあるが、少ないダウンフォースがドライバーにとって一番の問題であり、ターン1への距離も長いので、アドバンテージは少ない。昨年のレースでは表彰台に登壇したドライバーはすべて1ストップ。今年ピレリは1段階ソフト側のコンパウンドを持ち込むが、今季型タイヤの耐久性は増しているので、30周前後でタイヤを交換する1ストップ戦略が見込まれる。また、2015年にカレンダーへ復帰してからの出動率は100%。過去2年間はセーフティカーもしくはバーチャルセーフティカーがレース結果に影響を及ぼしている。エルマノス・ロドリゲス・サーキットは、カレンダーのなかで2番目の短さとなる全長4.304㎞。標高2,200mに位置し、海抜0mに比べて酸素量が約75%にまで減少し、ICE(内燃機関)の出力に影響を与える。また、マシン内部のシステムやブレーキを通り抜ける空気の量も減るため、冷却面の影響も避けられない。高地で空気が薄いため、シンガポールのマリーナ・ベイ市街地サーキットと同程度のダウンフォースレベルになるが、ダウンフォースは少なくなり、マシンの出力はモンツァと比較して約10%しか減少しない。ポールポジションはセバスチャン・ベッテル、2番グリッドにはマックス・フェルスタッペン、2列目にはルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスとメルセデス勢が並んだ。グリッド降格ペナルティを受けるドライバーは5名。ダニエル・リカルドが20グリッド降格で16番手、ブレンドン・ハートレーが20グリッド降格で17番手、フェルナンド・アロンソが20グリッド降格で18番手、ストフェル・バンドーンが35グリッド降格で19番手。ピエール・ガスリーにも15グリッド降格ペナルティが科せられたが、予選に参加できなかったため、最後尾グリッドからのスタートとなった。フェルナンド・アロンソとロマン・グロージャンがスタートタイヤにスーパーソフトを選択。それ以外のドライバーはウルトラソフトでレースをスタート。オープニングラップでは、セバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンが接触。ベッテルはフロントウイングを破損、ハミルトンは右リアタイアをパンクさせてピットイン。それぞれソフトタイヤに交換して、最下位まで順位を落とす。レースは、マックス・フェルスタッペン、バルテリ・ボッタス、エステバン・オコンの順で展開。3周目、カルロス・サインツ、フェリペ・マッサがソフトタイヤに交換。...
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