ルノーのエンジン部門の責任者であるレミ・タフィンは、2011年にチームへのエンジン供給をさらに拡大する準備ができていると語る。ルノーは現在、自チームとレッドブル・レーシングにエンジンを供給しているが、来シーズンはウィリアムズとロータスへの供給が噂されている。「我々が来年どのチームに供給しているかはわからない」とレミ・タフィンはコメント。
「今年行っている2チーム以上に供給するキャパシティがあるのは確かだし、大きな問題ではない」「もちろん、より多くのエンジンを生産しなければならないし、その仕事をするより多くの人材が必要だ。エンジンを用意して2チームに供給しているが、3〜4チームに供給することは大きな問題ではない」去年、ルノーのエンジンはF1で非力なエンジンのひとつだと考えられていたが、FIA公認のエンジン均一化プロセスの一部として調整を許された。今年は、ルノーのロバート・クビサが2度の表彰台を獲得し、レッドブルがチャンピオンシップを支配するなど良い状態を示しており、ここ数カ月はルノーのエンジンパフォーマンスへの批判は止んでいる。先週末のモナコGPではルノーエンジンを搭載する表彰台を独占した。レミ・タフィンは、他のエンジン供給者がよりパワーのあるエンジンを生産しているかもしれないことは認めるが、ルノーは全体的なエンジンのパフォーマンスに満足していると語る。「エンジンの全体的なレベルを評価するのはかなり難しいと言わなければならない。我々はパワー面では最高のレベルではないかもしれないが、全体的には見なければならない。どのようにエンジンをクルマにセットアップし、クルマの中やエンジン周りをどのように開発するかによる」「人々がいうほど、全体的に悪い状態ではないだろう。私はこのエンジンにかなり満足している」
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