ルノーF1は、F1ベルギーGPとF1イタリアGPにかけてF1パワーユニットのソフトウェアとハードウェアのアップデートを投入する。シーズン前半、ルノーのF1パワーユニットは信頼性問題に見舞われており、エンジン勢力図でもルノーは、メルセデスとフェラーリの後塵を拝している。ルノーは、来年までメジャーアップデートを計画していないことを公言している。
しかし、エンジン責任者のレミ・タフィンは、パワーが重視される今後2レースで改善をもたらす予定であることを認めた。「スパとモンツァでは新しいソフトウェアとハードウェアのアップデートを予定している」とレミ・タフィンはコメント。「我々はモンツァをエンジンのランキングをより鮮明にするベンチマークと見なしている」「今後の2つのサーキットはパワーが重視されるのでトップ10に入れれば良い結果だろう」「モンツァの後も多くのレースがあるし、多くのことが進行中だ。今後2ヵ月は2017年シーズンの結果にとって重要になる」レミ・タフィンは、残りのシーズンに向けて信頼性の確保に焦点を置いており、ワークスルノーは、シーズン終了までに4番目に速いクルマになるという目標を達成できると考えている。「我々がグリッドで最速ではないことはわかっているが、チームとして我々はトップ3の次の勢力であることを示している」とレミ・タフィンはコメント。「イギリスとハンガリーでの予選ペースは4番目に優れたチームであることを実証している。そこを基にレースペースを改善させていくだけだ。それは全てをレベルアップさせることから来るものだ。我々は信頼性とマイレージを示す必要があり、その部分に注意を払っている」「我々は良い傾向にあるし、空力とエンジンの両面でパフォーマンスを追加し続けている。今後のレースでそれが見られることを願っている」スパ・フランコルシャンは、高いパワー出力が必要とされるサーキットだが、レミ・タフィンは、現在コンストラクターズ選手権で8位につけているルノーは、上昇気流を維持できると確信している。「我々には良い結果を残すポテンシャルがある」とレミ・タフィンはコメント。「最後の数戦では、我々のクルマは良いパフォーマンスを発揮していたし、スパでその傾向が続かない理由は見当たらない」「スパはラップのおよそ67%がフルスロットルなので、パワーユニットに厳しいが、我々には良いドライビングをするドライバーがいるし、シャシーもうまく機能している。エンジンも順調だ。全てが正しい方向を指している」関連:2017 F1ベルギーGP テレビ放送時間&タイムスケジュール