ルノーF1チームの代表であるフラビオ・ブリアトーレが、今シーズンのルノーF1チームについて、そして、将来のF1レーシングについてを語った。フラビオ、私たちが最後に話したのは、シーズンに入って2レース目で、有望な開発の最中だといっていました。それはあなたの期待に見合っていましたか?ああ、そう思うよ。マシンは良くなっている。あなたが日曜に見たようにね。レース毎により強くなっている。実際、フェルナンドはバレンシアで中嶋との事故によってノーポイントだったが、マシンのパフォーマンスとは無関係だった。
フェルナンドは、まだタイヤに問題があると指摘していますが・・・でも、我々だけではない。誰もがわずかに問題を抱えている。タイヤがうまく働くときもあればそうでないときもある。それはサーキットに依存しているんだ。他の人々も同じ問題を抱えていると強く思っている。ブリヂストンにスイッチしたとき、はじめはタイヤの問題に直面したのは事実だが、解決できているし、他の皆に比べれば問題ではない。これまでのシーズンでのベストリザルトはルーキドライバーであるネルソン・ピケが挙げた表彰台です。おそらく、あなたは満足できないと思います・・・我々はシーズンの中盤にいるが、今からシーズンの終わりまでに少なくとも、もう2つの表彰台を持てると確信している。手の届く範囲にあるだろう。どちらのドライバーがそれをするかって?私にとっては同じだ。ポイントは同じだからね。ルーキーポイントやベテランのポイントといったカテゴリーはない。しかし、フェルナンドは表彰台に値していると言いたい。フェルナンド・アロンソのような特別なドライバーでさえ、チームのパフォーマンスを変えることはできていませんが・・・シーズンの初めに我々のマシンはトップから少し離れていた。しかし、言ったように、我々は段階的にギャップを縮めることができたし、最後の5レースではより良いパフォーマンスをみせるだろう。スパでの我々の目標は4位でフィニッシュすることだった。そしては、それはフェルナンドがまさに届けてくれた。しかし、ルノーはすでに2009年に集中していますね・・・間違いだ。2008年に集中している。我々はコンストラクターズ・チャンピオンシップを4位で終えたいんだ!あなたはKERS導入に反対しています。独立チームであるウィリアムズは、KERSが彼らのエアロダイナミクスやコンポジット部品の予算の10%になるので、財政面では問題にならないと認めています。どうですか?もしKERSを開発するなら、F1の中ですべて合わせて開発すべきだというのが私の意見だ。現時点では、皆が他から単独で開発しているし、それはコストを高めている。結局は、誰もが同じことを望む。コストの枠を縮めて、同時にチャンスを与えることができる状況だ。KERSは本当チャンスを広げることができる。しかし、経済的なことだけではないと思う。安全性も問題だ。いつでも新技術を導入するときは、観客やドライバー、メカニックなど、それが誰にとっても安全でなければならない。そして最初のテストでKERSは危険な可能性があることを示した。我々はBMWとレッドブル・レーシングの事故を知った。BMWは最もKERSを推し進めている。それは理解しがたいね。安全を別として、確実な安全性とコストを管理するために、一緒にKERSを開発することが可能だと考えている。しかし、通常通り、F1での自由はコストの許容範囲を超えている。完全に新しいテクノロジーなので、どこが安全な場所かはわからない。それから予算の上限にも反対しているようですね・・・これはボトムからの上限だ。我々はレッドブルにエンジンを供給している。KERSによって、来年の価格は2倍になるだろう。KERSを持つ今、他のおそれがある。1年で誰もが同じシステムを持つだろうし、我々は大量の金額を投入するだろう。あなたは、大部分のニュアンスがファンにほとんど見えないので、技術開発を遅らせることを常に提唱してきました。F1レーシングは正しい方向に進んでいますか?現時点では間違った方向に進んでいると思う。サスペンションやギアボックスに興味を抱くファンはいない。彼らは良いレースが観たいんだ。我々はエンジニアにあまりに多くのパワーとお金を与えている。でも、それは我々の誤りだし、我々がもたらした結果だ。他人のお金を使う人は、非常に気前よく使う傾向にある。F1は経済環境の一部であることを理解しなければならない。自分自身のためにすることではない。我々は問題を予測する必要がある。もし優れたマネージャーであるならね。市場に強要されてはいけない。10年間、私はコストをカットするように訴えてきたし、我々が6〜7年前に実施していたら、もっと良い状態だったと思う。ときどき、我々はレースのためにここにいる事実を見失う。我々は将来のための新技術を発見するためにここにいるのではない。我々はそのためにはあまりに小さい。F1はモータースポーツの頂点だが、堅実な予算も見つけるべきだ。ルノーはどれくらいF1レーシングに熱心ですか?ルノーはF1でコストを削減することについては考えていない。ルノーにとって最も重要でエキサイティングなマーケティングツールだからね。我々が市場に一生懸命に取り組めむことで、予算の多くはスポンサーにとって提供される。ドライバーに戻ると、ネルソンはシーズンのはじめに苦しい運転をしていました。彼の表彰台は、彼の弱いスタートを補いましたか?彼にとっては本当に困難なスタートだった。しかし、我々は昨年コバライネンでそれを見ている。若いドライバーにとって、最初のシーズンは常に非常に困難なんものだ。でも、昨年ヘイキで見たように、彼はシーズンの過程で本当に良くなったし、それはネルソンにも見られる。彼はドイツのレースで素晴らしい彼の才能を垣間見せてくれた。そして、フェルナンド。2度のワールドチャンピオンはトップランナーの後ろでドライブすることを強いられています。チームに競争力のあるマシンを彼に与えるという責任を気付かせましたか?その通り、我々の責任は、彼に競争力のあるマシンを与えることだ。そして、我々は最善を尽くしている。今年これまででわかったことは、我々はマシンのせいでチャンスを逃すときもあれば、ドライバーによってのときもあるということだ。モナコとカナダで表彰台のチャンスがあったが、我々はそれを逃した。我々はともに勝ち、ともに負けているんだ。1つの部分によるものではない。良いマシンがなければどこにも行けないのは事実だ。だから、まずは良いマシンが必要だ。そのあとでドライバーのパフォーマンスが差を生む。我々は彼にスパよりも良いマシンをモンツ...
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