レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナは、マックス・フェルスタッペンがサンパウログランプリのスプリントでのパフォーマンスによって「非常にモチベーションを高めている」と説明した。マックス・フェルスタッペンはレース後に5秒のペナルティを科せられ、3位から4位に順位を下げ、優勝したランド・ノリスをかわしてチャンピオンシップポイントを獲得するチャンスを逃した。
それでも、クリスチャン・ホーナーが認めたように、27歳のフェルスタッペンは「かなりモチベーションを高めた」結果だった。4番手からスタートしたフェルスタッペンは、シャルル・ルクレールを追い抜き、レースの3分の1をリードする2台のマクラーレンにプレッシャーをかけることができた。「フェルスタッペンは、あのレースからかなりやる気に満ちて戻ってきた。もしシャルル(ルクレール)をもっと早く追い抜くことができていたら、マクラーレンにも挑戦できたはずだと彼は考えている」とホーナーはSky Sports F1に語った。「彼はそのことにとてもモチベーションを高めていた。チーム全体がそれを喜んでいると思う。あの短いスプリントレースから学ぶべきことはたくさんあった」ブラジルでレッドブルが驚きのペースグランプリ予選が日曜朝まで延期されたことで、スプリントの結果を評価する時間が増え、レッドブルは週末の残りのレースに楽観的になっている。ホーナーは、RB20のパフォーマンスがチームだけでなく、他のF1パドックをも驚かせたと認めた。過去2戦で優勝したフェラーリは、フェルスタッペンのペースに太刀打ちできず、また、マクラーレンの得意分野と思われていた分野でも、オランダ人ドライバーはマクラーレンに匹敵する走りを見せた。「我々はかなり驚いた。なぜなら、マクラーレンはいつもタイヤの状態が良く、レースでも非常に強そうに見えるからだ」とホーナーは説明した。「しかし、あのレースでは、タイヤの状態に関しては我々と同じに見えた」「マックスのタイヤの状態とまったく同じで、実際、マックスは長い間そのスリップストリームにとどまることができた」