レッドブル・レーシングのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、2025年に空席になるレッドブルのF1シートに「多くの関心がある」と断言した。セルジオ・ペレスとレッドブルの契約は2024年までとなっており、チームとの将来についてすでにさまざまな憶測が飛び交っている。
ペレスは2023年シーズン序盤戦に苦しいレースを強いられ、レッドブル復帰を希望するダニエル・リカルドが最近アルファタウリからグリッドに復帰したことも相まって、ペレスにはシートを維持するというプレッシャーがかかっているようだ。しかし、ホーナーによれば、2025年にレッドブルが選択できるのはペレスとリカルドだけではない。「我々は多くの関心を集めることができる素晴らしい立場にいる」とホーナーはSky Sports Newsに語った。「ペレスとリカルドだけでなく、2025年に関しては我々の領域外のドライバーたちからも関心が寄せられている」F1におけるレッドブルのポジションを考えれば、このシートに大きな関心が寄せられていることは驚くことではない。ミルトン・キーンズを拠点とするレッドブルは2023年に開催された12レースで全勝しており、マックス・フェルスタッペンは直近の8レースを含めて10勝を挙げている。フェルスタッペンはF1史上最も成功したドライバーのひとりとなるべく、2028年末までの契約を結んでいる。フェルスタッペンはペレスのパフォーマンスを大きく上回っているが、ホーナーはペレスがチームにとって貴重な存在であることに変わりはないと言う。「チェコはチーム内でとても人気がある。2021年に彼がしたことを忘れてはいけない」とホーナーは語った。「昨年のコンストラクターズチャンピオンシップへの貢献もだ」「彼は今年、世界選手権で2位につけている。彼は今年、2つのグランプリで勝った唯一のドライバーだ」「明らかに、我々の絶対的な最大の目標は、ペレスが苦戦した予選で土曜日にチェコの全シリンダーを点火させることだ。彼はきっとそれを実行するだろう」「誰もチェコを見捨てたりはしていない」