レッドブル・レーシングのチーフエンジニアを務めるポール・モナハンは、予選ではフェラーリに負けているものの、今後のアップデートを1周のペースに集中させるのは“間違ったゲーム”につながる可能性があると語る。今シーズン、予選ペースではフェラーリの方が速く、7対4でレッドブル・レーシングを上回っている。
シャルル・ルクレールは6回のポールポジションでリードしており、マックス・フェルスタッペンは3回、二人のチームメイトにはそれぞれ1回ずつポールポジションを獲得している。しかし、その統計はレッドブル・レーシングに有利ではなく、グランプリでやるべきことがもっとあることを意味するが、ミルトンキーンズのチームは、意図的に1周でより速い車を作ろうとはしていない。代わりに、レッドブル・レーシングの目標はRB18を全体的に高速な車にすることだとチームエンジニアを務めるポール・モナハンは語る。「我々は自分たちのパフォーマンスにのみ影響を与えることができ、フェラーリが行うことには影響を与えることはできない」とポール・モナハンはThe Raceに語った。「したがって、我々の課題は、今年の運用上の制約の範囲内で、パッケージからできるだけ多くのものを引き出すことだ」「自分たちの車にもう少しパフォーマンスを上げることができれば、それは予選だけでなくレースにも役立つだろう」「どちらか一方を行うのではなく、両方を行うことを目指している。そうしないと、少し間違ったゲームになる可能性がある」「したがって、我々はできる限り、車にもう少しペースを上げる方法を見つけようと努力し続けている」F1の誰もが知っているように、スプリントの週末を除いて、ポイントは土曜日には付与されない。フェラーリの後ろでグランプリをスタートするということは、レースで余分な作業が必要になることを意味するが、これまでのところ、レッドブル・レーシングはそれを効果的に達成できることを証明している。レッドブル・レーシングは、太りすぎの車を持っているにもかかわらず、レースでの勝利に関しては7対4で上回っている。The Raceによると、フェラーリに関しては、F1-75は最低重量をクリアしているが、レッドブル・レーシングは、RB18が798kgの最低重量を7.5kg上回っていたが、最近のアップデートでそれは10kgまで増えたとしている。だが、F1チームは、追加された重量と空力パフォーマンスの向上およびバランスの改善とのバランスを取っているとし、「特に、重量を追加するアップグレードが、将来的に複合的な利益をもたらす開発パスの一部である場合、その犠牲に値する可能性がある」と伝えている。
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