レッドブルF1首脳 「RB18の軽量化はスペインGPまで実現しない」

レッドブル・レーシングは、バーレーン、サウジアラビア、オーストラリアで、可能な限り軽量で走るための最善の努力にもかかわらず、希望よりも重い車でレースをしたチームの1つであり、イモラとマイアミでその作業は継続されるが、5月中旬のスペインGPまでRB18を軽量化する上で大きな進歩を遂げることは期待されていないトヘルムート・マルコは認めた。レッドブル・レーシングは、スクーデリア・フェラーリと勝利を争える車で新しいシーズンをスタートしたが、オープニング３レースで完走率50％という信頼性の問題が大きな足かせとなっている。「フェラーリは我々よりも最低重量に近づいている。我々は10キログラムが多すぎると考えている。それは少なくとも0.3秒だ」とヘルムート・マルコはF1-Insiderに語った。「軽量化すれば、0.3秒速くなるので、それは我々にさらなる希望を与えてくれる」レッドブルにとっての課題は、新たな問題を引き起こすことなく、RB18を軽量化する方法を見つけることだ。メルセデスとフェラーリの両方がコース上でより顕著にパウンシングしているように見えるが、ヘルムート・マルコは、レッドブルもポーポイズ現象にも苦労していると語る。「単純に10キロ軽いシャーシを構築することはできない。すべての分野からスタートしなければならない」とヘルムート・マルコは説明する。「それに予算制限があり、信頼性を危うくするべきではない」「純粋な視覚的な観点から バウウシングが我々にとってそれほど残酷に見えなくても、負荷は膨大だ。健全な中間点を見つける必要があるが、それは一夜にして起こることではない」レッドブルとメルセデスは2022年にこれまでのところさまざまな問題に苦しんでいるが、フェラーリは大きな問題に遭遇していない。カルロス・サインツJr,がオーストラリアでDNFを記録した「ドライバーエラー」が彼らの唯一のリタイアとなっている。スクーデリア・フェラーリのほぼ完璧なスタートは、レッドブルとメルセデスがワールドチャンピオンのために戦っていた2021年シーズンを早期に放棄する意欲に支えられているとヘルムート・マルコは語る。「それは間違いなくアドバンテージだったが、最後までメルセデスとタイトルを争っていたので、実際に選択の余地はなかった。このワールドタイトルは我々にとって非常に重要だった」とヘルムート・マルコは付け加えた。「しかし、メルセデスが車で抱えている問題を見れば、我々はそれをうまく管理した」