レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、メルセデスがアレクサンダー・アルボンとウィリアムズとの契約に盛り込んだ機密保持条項は“珍しいものではない”と主張する。今シーズン、セルジオ・ペレスにシートを明け渡してレッドブルF1のリザーブドライバーを務めていたアレクサンダー・アルボンは、2022年にウィリアムズとの契約を確保し、F1レースに復帰することになった。
契約が成立する前、メルセデスは、レッドブルのドライバーであるアレクサンダー・アルボンが、自社のF1パワーユニットを搭載するウィリアムズに乗ることで、エンジンの重要な知的財産権がライバルチームに流出することを懸念していた。だが、クリスチャン・ホーナーは「見出しを見たが、我々を含むすべての契約には守秘義務条項がある。それを行うことはまったく珍しいことではない」と Sky Sports F1 に説明した。「我々は情報が一方向に進むことについて敏感だ。逆方向に進むこともあるかもしれないし、私はあまりそれを理解していなかった」今年、アレクサンダー・アルボンは、レッドブルのリザーブドライバーとしてのレース週末のシミュレーター作業だけでなく、2022年F1マシンの開発にも大きく貢献している。「来年、アレックスがグリッドに戻るのを手伝うことができて本当にうれしく思う」とクリスチャン・ホーナーは付け加えた。「ウィリアムズは強い願望を持っており、我々は将来のためにアレックスとの関係を維持している」「今からシーズンの終わりまでの彼の焦点は、ドライバーとチームをサポートし、来年のマシンで手助けするためにできる限りのことをすることだ」「彼は素晴らしい役割を果たしてきたので、隙間ができてしまうだろうが、幸運なことに我々にはセバスチャン・ブエミとジェイク・デニスがいる。さらに、ユーリ・ヴィップスとリアム・ローソンという若いドライバーもいるので、求める才能は不足していない」