レッドブルF1が、F1イギリスGPのルイス・ハミルトンのペナルティへの異議を申し立てることに使用された証拠には、パワーポイントでのプレゼンに加え、ハミルトンのラインを再現したアレクサンダー・アルボンの映像で構成されていた。マックス・フェルスタッペンが51Gの衝撃を受けて打撲傷を負い、2億円の修理費用を被ったクラッシュに対するルイス・ハミルトンに10秒のペナルティしか科されなかったことに激怒したレッドブルF1は、インシデント、そして、ペナルティの見直しを要求した。
公聴会はは木曜日に行われ、レッドブルF1はいくつかの新しい証拠として提示した。伝えられるところによると、その証拠は、衝突までの間に両方のマシンがビルドアップしていた場所と接触点に関するGPSデータを含むスライドのPowerPointプレゼンテーションあった。スライドには、ルイス・ハミルトンに勝利をもたらしたレース後半のコプスでのシャルル・ルクレールへのオーバーテイク時の異なるラインも含まれていた。また、より芝居がかった演出として、ルイス・ハミルトンがクラッシュに至るまでに使用したラインをリザーブドライバーのアレクサンダー・アルボンにさん減させた映像が含まれていた。レッドブルF1は、ルイス・ハミルトンがコーナーを作ることができなかったことを証明したいと考えていた。レッドブルF1は、通常はプロモーション活動のためにリザーブされている撮影日を使用して、クラッシュを再現した。アレクサンダー・アルボンにシルバーストンサーキットで2019年のレッドブルRB15を運転させ、チームはさまざまなラインの映像の作成に着手した。スチュワードは、レッドブルF1が「別のドライバーによって運転されたとされるラップに基づいたハミルトンのラップ1ラインの再現」が添付されていたと認めたが、レッドブルF1が彼らの主張を裏付ける証拠を「作った」とし、これを受け入れなかった。「発見されたものではなく、再審請求を成功させるための証拠のために作成されたものだ」とスチュワードは述べた。「そして、それらは裁定時に競合他社が入手できる証拠(GPSデータ)に基づいて作成された。これは明らかに第14条の要件を満たしていない」