レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンが1周目にF1イギリスGPからリタイアしたシルバーストンの衝突でルイス・ハミルトンが“侵略者”だったと主張。7回のF1ワールドチャンピオンであるハミルトンはF1を何年も支配した後、本物のタイトル候補としてのフェルスタッペンの出現によってついに「好敵手に出会った」と語った。
クリスチャン・ホーナーは、グランプリ後の日曜日に苛立ちを露わにし、ハミルトンの勝利“中身のない勝利”と名付け、マックス・フェルスタッペンはルイス・ハミルトンの祝勝は不適切だと語った。メルセデスF1のチーム代表を務めるト・ヴォルフとルイス・ハミルトンは「誰かが攻撃的すぎるとこのようなことは必ず起こるだろう」と述べ、「コース上でのリスペクトが必要だ」と応戦した。そして、言葉の戦争はF1ハンガリーGPの前にまだ終わっていないようだ。「ハミルトンが言及している攻撃的な17歳のF1ルーキーのマックス・フェルスタッペンは、今日のマックス・フェルスタッペンではない。ハミルトンがスポーツに参加したときと同じドライバーではないのと同じだ」とクリスチャン・ホーナーは語った。「もちろん、どちらのドライバーもドライビングスタイルに妥協はないが、どちらも豊富な経験を持つ高度なスキルを持つドライバーだ。現実には、ハミルトンは現在競争力のあるマシンに乗る好敵手に出会った。両方のドライバーがお互いにリスペクトを示す必要があることには同意するが、ハミルトンは日曜日の侵略者だった」また、クリスチャン・ホーナーは、レッドブル陣営の感情的な反応を“非常に個人的”なものとしたトト・ヴォルフのコメントにも応えた。「はっきりさせておきたい。これは世界で最も優れた2人のドライバーの間で起こったコース上での事件だった。病院にドライバーがいて、怪我の程度がまだ明らかにされていない時点だったし、マシンはめちゃくちゃに壊れ、スチュワードは責任があると見られるドライバーにペナルティを科した。不当な扱いを受けていると感じているか、勝利を収めたかにかかわらず、関係者全員にとって感情的になるのは当然のことだ」さらにクリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンが「攻撃的すぎた」とするルイス・ハミルトンの考えに反論した。「また、マックスがその段階で“過度に攻撃的”であったという物語は不当だと感じた」とクリスチャン・ホーナーは続けた。「マックスが彼のライセンスでペナルティポイントが0点だという事実を見ればいい。近年、コース上での誤判断の罪で有罪とされてはいない」