レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1イギリスGPでのRB16の改善に満足していると語る。2週間前のF1ハンガリーGPと比較してメルセデスF1とのギャップは少なくなったが、予選でのパフォーマンスは以前としてレッドブル・ホンダを驚かせている。F1イギリスGPでは1秒以上の差がついた。
メルセデスのF1エンジンの予選モードは歴然としており、報道によるとエンジンパワーは1020馬力を超えていると分析されている。ホンダのF1エンジンは28馬力劣っており、まだ1000馬力には到達していないと測定されている。だが、レースペースではその差は少なくなっているとレッドブルもホンダF1も考えている。「我々は間違いなく一歩前進したと思う。レースペースを分析すると、メルセデスに近づいたことがはっきりとわかる。そして、我々は彼らのシングルシーターに最適であることがわかっているトラックについて話をしている」とクリスチャン・ホーナーはF1イギリスGP後に語った。メルセデスとの間にはまだギャップがあるが、レッドブル・ホンダはまだ希望を捨てておらず、諦めてもいない。「彼らは非常に競争力のあるマシンを手にしているが、両方のドライバーのレースペースは励みになっている。我々はレースでの遅れを0.3~0.4秒の間だと見積もっている。我々の課題は、このギャップを減らすことに取り組むことだ」F1イギリスGPの決勝後、マックス・フェルスタッペンも「メルセデスには一周あたり0.4~0.5秒離されていたけど、後方のマシンに対しては1秒ほど速いペースだったので、孤独なレースだった」とコメント。「メルセデスとの差は冷静に捉えているけど、今日の僕たちのように、プッシュし続けていく」つまり、予選では1秒あった差が、決勝では1秒未満に縮まったということになるが、クリスチャン・ホーナーは、まだメルセデスがそれをどのようにして可能にしたのかわかっていないと語る。「そこは我々が理解しようとしていることだ。FP3と予選の両方で明らかに見て取れるように、シングルラップのメルセデスは非常に印象的なポテンシャルが確認された。突然、彼らは大きな飛躍を遂げ、現時点でそのパフォーマンスがどこから来ているのかを理解しようとしている」とクリスチャン・ホーナーは結論づけた。Mortorsport-Total.com は、メルセデスはF1シュタイアーマルクGPの週末に新しい燃料とエンジンの新たな戦略について承認を受けたと報じている。