レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、今シーズン、フェラーリF1はセバスチャン・ベッテルを協力させることに苦労することになるだろうと語る。4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルにとって2020年のF1世界選手権はフェラーリF1と戦う最後のシーズンになる。先月、フェラーリF1はベッテルと一緒に働くための“共有の欲求”を失ったと発表している。
シーズンが開幕する前の決定はライバルチームを驚かせており、メルセデスF1のチーム代表トト・ヴォルフは自分であればそのような決断はしないと何度も述べている。レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、セバスチャン・ベッテルがチームゲームに参加することを望まない可能性があるため、フェラーリF1は頭痛の種を抱えることになる可能性があると語る。「セブは確実に自分に何も言わせないようにするだろう」とヘルムート・マルコは RTL に語った。また、ヘルムート・マルコは、セバスチャン・ベッテルがフェラーリF1を離れることを決意した理由について考察した。フェラーリF1で5年間ワールドチャンピオンを獲得できなかったセバスチャン・ベッテルだが、少なくともプレシーズンテストでのタイムシートでは、ベッテルが自身5回目のF1ワールドチャンピオンを獲得することは難しいと考えられている。「チーム内の状況は、大きなライバル関係が存在するが、それだけがセバスチャンを離脱に導いたわけではない」とヘルムート・マルコは語る。「セバスチャンが契約を延長しなかったのは、おそらく技術的に新たなワールドチャンピオン獲得を可能性を見せ出せなかったからだ」「2月のバルセロナでのテストおタイムに特定の意味があると仮定するならば、フェラーリがトップチームに所属するとは思わない」ヘルムート・マルコはセバスチャン・ベッテルがメルセデスF1に移籍するのを見たいと思っているが、バルテリ・ボッタスはフェラーリF1からセバスチャン・ベッテルとシートを争っているわけではないと伝えられていることを明らかにしている。しかし、ヘルムート・マルコはベッテルが2021年のキャンペーンに参加できなくとも、2022年に“勝利チーム“に戻ることができると考えていると語る。「それはモータースポーツにとって素晴らしいことだ。メルセデスでベッテル対ハミルトン以上に面白いことはあるか?」とヘルムート・マルコは語る。「2年前、彼らは常に1位と2位だった。今では我々(レッドブル)がそれを防ぐために近づいていることを期待している」「彼がその場所を得られない場合、1年間離れることは理にかなっている。何が起こるかを見るための1年としてね。2022年にはまったく新しい一連のレギュレーションと予算制限が導入される。したがって、完全な再編成が行われるし、彼の状況では優勝チームに戻るチャンスがある」
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