レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、山本尚貴の2020年のトロロッソ・ホンダのF1レースシート獲得への期待に厳しい評価を下した。31歳の山本尚貴は、F1日本GPのフリー走行1回目でトロロッソ・ホンダのF1マシンを始めて走らせて、チームメイトのダニール・クビアトから0.098秒という僅差でセッションを終えた。
ホンダが支援する山本尚貴は、日本国内で最も成功を収めているドライバーであり、昨年はスーパーフォーミュラ、そして、ジェンソン・バトンと組んでSUPER GTと国内2冠を達成している。クリスチャン・ホーナーは、鈴鹿を熟知した山本尚貴の走りを称賛しつつも、2020年にトロロッソのレースシートを獲得するとの期待を抑えようとしているようだ。「彼はここでのF1マシンでの初めてのセッションで非常に良い仕事をした」とクリスチャン・ホーナーは語った。「彼は非常にうまく義務を果たしたと思う。彼はここでのレースで非常に成功したキャリアを送っている。彼は現時点では基準に適合していないが、今日、彼を走らせて、観てみる価値があったのは確かだ」「トロロッソの走行計画の正確な詳細はわらないが、2台のマシンを標準セッティングで走らせるはごく普通のことだ。彼はかなりまともな仕事をした」しかし、山本尚貴は自分がこなした仕事に満足していると語る。「驚くべきパワーでした」と山本尚貴はセッション後にコメント。「とても驚きました。このようなパワーを感じたことはないし、そこがスーパーフォーミュラとスーパーGTの最大の違いだと思います」「良い結果を出したかったですけどね」とダニール・クビアトから0.098秒差の17番手で終えた山本尚貴はコメント。「僕はレーシングドライバーであり、その部分では満足できませんが、最も重要なことはクラッシュしないことですし、チームに素晴らしい情報を提できたと思います。今週末チームが良い結果を出せることを願っています。特にクルマを提供してくれたピエールには感謝しています」クリスチャン・ホーナーの言葉は、レッドブルで厳しい前半戦を過ごした後、トロロッソに降格したピエール・ガスリーにとっては歓迎すべきニュースかもしれない。ホンダはエンジンを供給するレッドブルの2チームのいずれかに近い将来日本人ドライバーを乗せることを切望している。