レッドブル・ホンダのF1チーム代表クリスチャン・ホーナーは、実際にはピエール・ガスリーのシニアチームの昇格は望んでいたものではなかったと明かした。昨年、ダニエル・リカルドは土壇場で決意を変えてルノーへの移籍を決断。レッドブルは育成ドライバーが枯渇していることあり、ピエール・ガスリーの昇格以外にあまり多くの選択肢がなかった。
レッドブルは、他のドライバーも検討したが、獲得可能なドライバーはほとんどおらず、前年にトロロッソでフルシーズンを戦ったピエール・ガスリーを昇格させる決断をした。しかし、レッドブルは実際にはピエール・ガスリーの昇格を望んではいなかったとクリスチャン・ホーナーは明かす。「ピエール・ガスリーは12ヶ月早く昇格した」とクリスチャン・ホーナーは F1 Racing にコメント。ピエール・ガスリーは、レッドブル・ホンダで強力なスタートを切ることができていない。プレシーズンテストではその後の開発に影響を与えるクラッシュを喫して、チームからの評価を落とした。「彼はテストウイークに2つの事故で困難なシーズンのスタートを切った。だが、彼はグランプリ毎に進歩している」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「もっとクルマで多くの時間を過ごせば、もっと良くなると思っている。彼が良く知っているサーキットに行けば、さらに進歩を見られるだろう」