レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2019年のF1世界選手権でメルセデスがダブルタイトルを6連覇するのはほぼ確実だと考えている。今年、メルセデス W10は圧倒的な強さを見せており、前代未聞の開幕から5戦連続の1-2フィニッシュを達成。ポイントを大きく伸ばすだけでなく、連勝記録がどこまで伸びるのかに注目が集まってさえいる。
「ほぼメルセデスのチャンピオンシップになっていると思う。5戦を終えて、彼らは最大ポイントから3ポイント下回っているだけだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「まだシーズンは長いし、我々はレース毎に物事を進めている。彼らは本当に優勢なパフォーマンスを見せている。彼らはずっとバルセロナで強かったが、5戦連続の1-2フィニッシュを達成して極めて優勢なのは確かだ」メルセデスの現在の強さに、アイルトン・セナとアラン・プロストを擁して1988年に16戦中15勝という圧倒的な強さを見せたマクラーレン・ホンダと重ね合わせることも挙がっている。その年のマクラーレンの唯一の黒星はレースをリードしていたアイルトン・セナがバックマーカーと接触したモンツァだかだった。しかし、クリスチャン・ホーナーは、メルセデスが完全勝利記録を達成できるかどうかには疑問を持っている。「それについて疑っている。21勝を達成するためには21レースがあるわけでだし、決して不可能だと言うことはできないが、それを達成するのはどえらいことだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「誰でも打ち負かすことができる。F1はチームワークが重要であり、世界最大のチームだ」「現時点でメルセデスは絶頂期にあるが、それは永遠に続くものではない。我々たちの仕事は今後数年間でそれらに挑戦するためのすべてのツールと機能を確実に揃えることだ」
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