レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、まだ2019年F1マシン『RB15』のポテンシャルを考えれば“最適な状態からは程遠い”状態だと考えている。レッドブル・レーシングは、開幕戦オーストラリアGPでチームとしては2014年以来となるメルボルンでの表彰台を獲得。ホンダとの新たなパートナシップを有望な形でスタートさせた。
3位でフィニッシュしたマックス・フェルスタッペンは、レースウイナーであるメルセデスのバルテリ・ボッタスから20秒以上の差をつけられたが、それでもフェラーリをコース上でオーバーテイクするなど、RB15とホンダのF1エンジンに戦える力があることを示した。ヘルムート・マルコは、レッドブル・ホンダ RB15のセットアップはプラクティスのある段階では“ラリークロスカー”のような状態だったし、それはF1バルセロナテスト後半にピエール・ガスリーがクラッシュしたことも一因だと述べた。「エンジンに関しては、メルボルンでは理想的な週末を過ごした」とヘルムート・マルコはコメント。「エンジンは初日からレースまでスムーズに走った。適応、ドライバビリティなどすべてが問題なかった」「シャシーに関してはまだ遅れをとっている。ある程度確かなのは、バルセロナでガスリーが重要なパーツを壊したことでフルパッケージを運転できなかったことにある。その段階でパーツは1つしかなかかったためだ」「自分たちに苛立ちを感じたし、私たちはセットアップで困難な方向に進みすぎてしまった」「フェルスタッペンの3回目のプラクティスでそれがわかると思う。カーブ3から4までにホイールがおかしくなった。彼はそこに黒い線を引いた。まるでラリークロスカーのようだった。「それに我々はシャーシができることの最適な状態からは程遠い。だが、それは非常に短いタイムフレームで修理できないものではない」ホンダにとって開幕戦でのマックス・フェルスタッペンの表彰台は11年ぶりであり、ヘルムート・マルコはレッドブルがホンダから得ているコミットメントに“大喜び”していると語る。レッドブル・ホンダは、F1オーストラリアGPではメルセデスの後ろ、フェラーリの前の2番得の勢力として台頭だいたが、ヘルムート・マルコは、第3戦中国GPまで勢力図を結論付けることはできないと警告する。「メルセデスは、メルボルンでなぜ彼らがあそこまで前にいられたのかさえわかっていないかもしれない」「それを“メルボルン効果”とでも呼ぼう。路面温度は40~44℃くらいあった。それはバルセロナより15℃も高い」「バーレーンや中国のようにもっと重要な今後のサーキットで戦ってみるまで正確なパワーバランスは見られないと思っている」ヘルムート・マルコは、レッドブルがシャシー側を向上させることを期待するだけでなく、ホンダの新しいエンジンからのさらなる進歩にも興奮しており、パフォーマンスの追求においてペナルティを受けることも厭わないとの意欲を繰り返し述べた。「ホンダは大きな開発を行っている。理論的に3番目のエンジンの後、4番目のエンジンに利用可能なより多くの馬力があるならば、我々は4番目のエンジンを走らせる」「10 / 15kW以上を得られるならば、ペナルティを受け入れる。信頼性は重要ではない」
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