レッドブルは、ダニエル・ティクトゥムがF1スーパーライセンスを取得する可能性がなくなるまで2019年のトロロッソ・ホンダのドライバーラインナップを確定させるのを待つようだ。現時点の報道では、トロロッソ・ホンダは、2019年のドライバーとしてダニール・クビアトとパスカル・ウェーレインの起用が濃厚だとされている。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、来週末のF1ロシアGPでドライバーを発表する予定だが、発表は一人だけになるとしている。おそらく、ソチではピエール・ガスリーの後任としてダニール・クビアトの起用が発表されると考えられている。「現在、我々はソチで1人のドライバーを発表する予定だ」とヘルムート・マルコはコメント。「1人のドライバーの契約をすばやく成立させることが重要だ。もうひとつのコックピットについてはそれほど急いではいない。我々は冬季テストまで待つことさえできる」Turun Sanomat は、レッドブルは育成ドライバーのダニエル・ティクトゥムの状況を待っていると報じている。ダニエル・ティクトゥウは、今年ヨーロッパF3選手権に参戦しているが、仮にタイトルを獲得したとしても、F1スーパーライセンス取得に必要な40ポイントに到達しない。また、前半戦は選手権を大幅にリードしていたダニエル・ティクトゥムだったが、最近のレースではミック・シューマッハが大躍進を果たしており、わずか3ポイント差まで迫っている。そこでレッドブルは“プランB”としてダニエル・ティクトゥムをアジアンF3のウインターシリーズに参戦させ、必要な残りのスーパーライセンスポイントを稼ごうと考えているという。「シンガポールでレッドブルのある情報筋が、それらのシリーズでティクトゥムに競争力のあるクルマをもたらすための交渉を行っていること明かしてくれた」と同紙の特派員であるルイス・バスコンセロスは語った。