レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、エステバン・オコンほどの実力をもったドライバーがF1シートのない状況に陥る可能性があることは“クレイジー”だと語る。現在、フォースインディアのドライバーを務めるエステバン・オコンだが、カナダの大富豪ローレンス・ストロールがチームを買収したことにより、早ければ次戦ロシアGPでもランス・ストロールにそのシートを奪われる可能性があると報じられている。
ルノー、マクラーレンも2019年とドライバー候補として検討していたエステバン・オコンだが、どちらもメルセデスとのコネクションを理由で採用を見送っている。そして、レッドブルのジュニアチームであるトロロッソも同じ理由でエステバン・オコンの起用を否定している。「エステバンのようなドライバーが来年のシートがない危機に陥っているのはクレイジーな状況だ」とクリスチャン・ホーナーは Sky Italia にコメント。「だが、彼がメルセデスと契約しているドライバーであることは現時点では助けにはならない」しかし、クリスチャン・ホーナーは、エステバン・オコンがメルセデスとの契約を解消すれば、トロロッソ・ホンダのドライバーとして起用する可能性があると語る。「もし、彼がリリースされれば、もちろん、彼はトロロッソの候補者になるだろう。だが、我々はライバルと結びついている若手に投資するつもりはない。その役割が逆であっても、まったく同じことになると思う」その状況を把握しているメルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、エステバン・オコンの2019年のシート獲得の助けになるのであれば、若手ドライバープログラムからリリースすることを検討すると語っている。「我々のサポートはF1までしか機能せず、適切なシートを獲得するために有害となるのであれば、リリースすることを検討する必要がある」とトト・ヴォルフはコメント。「そうであれば、メルセデスドライバーであることに何の意味があるのかと考える。現時点で別のチームで走るエステバンが、マクラーレンやウィリアムズで走るのであれば、私に我慢できなくなるだろう。私の意見ではシステム全体を精査する必要がある」エステバン・オコンは、2019年にF1で走ることを諦めていないと語る。「僕たちは以前にも厳しい状況を経験しているし、いつもそれを克服してきた。僕のキャリアを通して簡単な道はなかった」とエステバン・オコンは語る。「現時点で僕は諦めていないと約束できる。モチベーションは高いし、かつてのライバルたちはトップのマシンに乗る。それは僕をこれまで以上にハングリーにしている」
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